キットの利用法
ここでは、キットのいろんな作り方、
特に<高齢者がキットを利用しやすくする方法>について考えます。
<救急医療情報キット>を、高齢者と一緒に作りましょう!
<救急医療情報キット>は、
自分で最初から、自分用に作ることもできるし
また
あらかじめキットを用意して、
ひとり暮らしの高齢者のご自宅へ持っていって、
お話しながら、一緒に作る
という利用の仕方もあります。
これ、一緒に作らはらしまへんか?
<なんか書くのがめんどうくさいし。。。>
<お薬、どっかいって、もうあらへんし。。。>
<姪っ子の電話番号て、どこにあったやろ。。。>
高齢者にとっては、情報シートへの書き込みをしたり、
いろんなお医者さんでもらう薬を集めて入れたり、また
かかりつけのお医者さんやご家族や親戚の連絡先を探したり、
そういったことが、かなり、ストレスにもなります。
なので、
いくら<はい、これ!作っといて!>と
ただ、キットを手渡したとしても、
<そら、こういうもん、あったら便利やとは、思いまっせ!
そやけど。。。よう作らんわ。。。>と
利用されずに、どっかへ。。。なんてことも、なきにしもあらず!
いやいや、それでは、もったいない!!
一刻を争う<もしも>のときに、きっと役立ちますので、
ぜひとも、ご家族をはじめ、お隣近所の町内会のみなさんや、ボランティアさん、
訪問看護事業所のスタッフさんなどにも、高齢者のみなさんの
キット作りのお手伝いをしてもらえたらと思います。
救急医療情報キットの<配布>のみならず、作成支援活動を通して
地域のコミュニティと地域で暮らす高齢者のネットワーク作りの
ための機会にしてもらえたらと、期待しています。
これ、離れて住んだはるご両親に、どうですやろ?
また、たとえば、ご両親のどちらかが今、ひとりで
故郷に暮らしておられて、<もしも>のときのことを考えると
心配で。。といった場合にも、
お正月やお盆など、帰省するときにお子さんがこのキットを
持参して、滞在中にお話しを聞きながら、一緒に作ってあげる、
という利用の仕方もできると思います。
救急医療情報キットを一緒に作りながら、お体の具合や
かかりつけのお医者さんのこと、お薬の服用具合、近くで
頼りにされている方はどなたか、等々、ご家族に関する大切な
情報をあらためて知ることができる良い機会にもなると思います。
<ご案内>を添えて、キットをどうぞ!と渡せます。
また、あらかじめキットを作成し、
<キットは、用意したので、
あと、これを誰かに<自分用として>使ってもらいたい!>
そういうときのために、
<救急医療情報キット>って、こういうもんですわ!
と説明した、<救急医療情報キットのご案内>という用紙を作りました。
この案内書を添えて、高齢者や、高齢者と一緒にキットを完成させる
お手伝いをしてもらえる方へ、お渡しいただくことができますので、
ご利用ください。
さらに新しく、写真とイラストで紹介する案内書も作ってみました。