<救急医療情報キット>とは?
それでは、まず
<救急医療情報キット>は、どんな場面で、役に立つのか? そして
<救急医療情報キット>は、どんなふうに利用できるのか? について
紹介していきたいと思います。
うちで突然気分が悪くなったら、どうしよう。。。
たとえば、あなたが家でひとりでいるときに、
<具合が悪くなって救急車を呼んだものの、うまくしゃべれない>
あるいは、
<家の中で倒れていたのを見つけてもらい、誰かに119番してもらう>
そんな<もしも>のときに、自分の病気やお薬、緊急連絡先などについての情報を
駆けつけた救急隊員に、すばやく知らせる方法があればとても心強いですね!
<救急医療情報キット>は、そんなみなさんの思いに応えるために作られた安心を
お約束するキットです。
外出先で突然気分が悪くなったら、どうしよう。。。
いったん作成した<救急医療情報シート>は、コピーしていつも持ち歩いている
カバンのなかに入れておけば、万が一、外出先で気分が悪くなったときにも、救急
隊員やお医者さんにすぐに自分の医療情報や緊急連絡先を伝えることができます。
お医者さんで、今飲んでるお薬を聞かれたけれど。。。
さらにまた、新しいお医者さんを受診するときにはよく、<これまでにした病気>
や<今飲んでいる薬>について、質問されたり、アンケート用紙に記入するように
言われることが多いですよね?
そういうときでも、手元にこの<救急医療情報シート>のコピーを持ってさえいれば、
すぐに、正確に、医療情報を提供することができます。
心配なのは、一人暮らしの高齢者だけでしょうか?
全国の自治体のなかには、すでにこのような<救急医療情報キット>を無料配布
しているところもありますが、配布対象が65才以上の高齢者のみに限定されている
ケースが多いようです。
しかし、年齢にかかわらず、一人暮らしをしていたり、健康に何かしら不安を抱えて
いたりする場合には、<もしも>のときに備えてこの<救急医療情報キット>を作って
おくことで安心して生活することができます。
さらに、家族と同居していたとしても、119に電話して救急車がやってくるような
事態のときには、みんながパニック状態に陥ってしまいがちです。そういうときでも
あらかじめ家族のひとりひとり用に、自分の医療情報をすばやく伝えることができる
キットを各自が作っておけば、緊急の場合でパニックに陥っていても、家族が迅速に
正確な情報を提供することができます。
ひとりで家族を介護しているひとが倒れたら。。。
また、ひとりで、自宅で、家族の介護をしているひとが、体調を崩して、119番
せざるを得ないような場合には、自分のことはもとより、自宅に残していく家族の
ことがとても心配ですよね。ケアラーにとっては、それがなにより、不安なのでは
ないかと思います。
<〇〇時になったら、あそこにある、あの薬を。。。>
<食事のときには、必ず。。。>etc..
日頃お世話をしているひとでなければわからないこと、きっとあると思います。
そういうときにも、この<救急医療情報キット>を役立てることが、できます。
救急隊員などから、緊急連絡先に電話を入れてもらうときに、
自分の<救急医療情報キット>の容器に入れる、情報シートの上に
<家族の介護で、特に大切なこと、欠かせないこと>
等の情報を記入し、お願いする旨の文書を入れておけば、電話連絡の際に、身近な
ひとに、伝えてもらうことができます。
そのために、<介護の必要な家族に関しての文書>を作りました。
このように、<救急医療情報キット>を用意しておくことは、高齢者のみならず
<ひとりで、介護している>介護者が少しでも安心して生活するためにも、大いに
役立つと思います。
自分用に、また高齢者と一緒に作ってもよし!
このHPは、このような<救急医療情報キット>を、PCを使ってできるかぎり安く
自分で作れる方法を紹介するために作りました。100円均一の商品を利用すれば、
材料費は1キットあたり300円程度です。
サイトを見ながら、自分用に、作るもよし、
また、ふだんから、ひとり暮らしの高齢者のみなさんと接する機会の多い、町内会の役員
さん、民生委員さん、ケアマネさん、訪問看護のスタッフさん、ヘルパーさん、隣近所に
ひとり暮らしの高齢者のある皆さん、遠方に独居の親御さんがおられて心配な皆さん、
ひとりでも多くの方が、このサイトを利用して<救急医療情報キット>に必要なシートや
シール等を、あらかじめ作成してあげて、あとは高齢者の皆さんが医療情報等を記入し
冷蔵庫に保管するまで見守っていただけることを心から願っています。