おいでやす!京都救急医療情報キットを作る会です。

今、全国で、<救急医療情報キット>を常備しよう!という活動が広がっています。
<救急医療情報キット>とは、自分の医療情報や緊急連絡先を記入した用紙や保険証のコピーを容器に入れて、冷蔵庫に保管し救急隊員に見つけてもらって、迅速な処置や搬送のために役立ててもらおう!というものなのですが、残念ながら、京都市では、現在のところ、西京区以外自治体レベルでは、キットの配布の予定はないそうです。
なので、ここでは、京都に暮らす私達が、自分たち自身で、<救急医療情報キット>を手軽に安い費用で用意できるよう、手作りのキット作成方法を、紹介しています。
左のメニューの下の、キットの作り方、のところで詳細に材料や作り方の説明をしています。
また、できあがったキット一式の写真を、上のメニューバーの救急キットの写真、から見られるようになっています。
実物大のデータが見たいときは、左のメニューの下の、データのダウンロードをクリックして、開いたページでダウンロードボタンをクリック、開くをクリックすれば、見られます。
そのほか、救急医療情報キットについての疑問、感想、など<お問い合わせ>からご連絡くだされば、回答させていただきます。
若い(?)皆さんもぜひ、PCでキットを用意してあげて、実家のご両親やおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に情報シートの記入などの支援をしてあげてください。日頃は、離れていても、もしもの時に、大切なひとのいのちを守ってくれます。
<救急医療情報キット>の取組みは、防災のためにも役立ち、高齢者の孤立を防ぎ、安心を与え地域の絆づくりにも使えます。
京都市の消防本部に確認したところ、<救急隊員をはじめ、京都市内で、救急医療情報キットを備える取組みがあることは、すでに承知している>、とのことです。
ぜひ、地域で救急医療情報キットを用意して、消防局へ伝えましょう!高齢者の皆さんが<もしも>のときにも大丈夫!と安心して暮せるように。
キット作りに必要なデータのダウンロードはこちらから
⇒ データのダウンロード

『キットあげたいひとはあるけど、PCから作れへんし。。』
『どの種類のキットを作ったらいいか悩むなぁ。。』
『作り方、材料でわからへんことがあるんやけど。。』
気軽に、HPのお問い合わせからお尋ねください。
≪昨年、救急医療情報キットを用意された皆さんへ≫
![illust2231_thumb[1] illust2231_thumb[1]](https://i1.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-GAme9h.gif?resize=70%2C73)
救急医療情報キットは、中に入っている情報が最新のものになっていてこそ役立つシステムです。ぜひ、毎年、この時期にいちど、情報シートの確認を行ってください。内容が変わっていたら、当HPのデータのダウンロードのページから、新しい情報用紙を印刷して、新しく書きましょう!
平成29年の救急出動件数!

京都市消防局の発表によると、9月11日現在、今年に入ってからの救急出動件数は、60010件(前年比 1599件増)1日平均、235人です。
(2017年9月12日)
お盆の帰省時に、救急医療情報キットを持参!

今年もあっという間に、8月、お盆の帰省シーズンがやってきました。日頃遠くで暮していると、実家の高齢のご両親のことが気になりながらも、なかなか身体のこと、日頃お世話になってる方のこと等、ゆっくり話す機会がないですよね。

なので、お盆の帰省に、実家のご両親、またおじいちゃん、おばあちゃんのために、PCで救急医療情報キットを作って、帰省に持参してはいかがでしょう? あるいは、実家で一緒に作るとか?
からだのこと、飲んでいるお薬のこと、近所でもしものときに頼みごとができるひとのこと、話をしながら一緒に、情報シートを書いて、冷蔵庫に保管、シールを貼るところまで、お手伝いすれば、ご両親のからだのこと、暮らしのこと、もわかります。
<もしも>のときには、きっと役立ってくれます。
離れて暮していても、できる親孝行があります。
ぜひ、今年は、お盆の帰省に、HPから手軽に作れますので、ご両親や実家のおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に、お好きなキットを作ってみてください。
※帰省時に、持って帰ってあげたいけれど、PCから作れないので。。とあきらめた皆さん、HPのお問い合わせから連絡してもらえればキット見本分をお分けすることもできますよ。
(2017年8月11日)
キットの中にも、新しい保険証のコピーを!

今日の午後、書留郵便で、両親の新しい保険証が届きました。
ついつい忘れがちですが、救急医療情報キットの中に入れてある、保険証のコピーも、必ず新しい保険証のコピーと、取り替えておいてくださいね。
高齢のご両親と別居されている皆さんは、<新しい保険証、届いたでしょ?>とお声掛けをしてあげて、交換を促がしてくださるとありがたいです。
(2017年7月16日)
熱中症用、救急医療情報キットを、作りましょう!

見本用のキットがあります。
熱中症に備えて、救急キットを作りたいけれど、作れない。。とお悩みの皆さん、お問い合わせから連絡もらえれば(数に限りはありますが)お届けできますよ。
(2017年7月7日)
高齢者は、室内での熱中症が危ない!
ここ数日、蒸し暑い日が続いています。高齢の両親は、<暑くない>といって、すぐにエアコンを切ってしまいますが、室温は、30度を超えています!暑さを感じないのです。
家族や訪問介護のスタッフさんは、こまめに、部屋の温度や湿度をチェックしてあげてくださいね。
(2017年7月7日)
<救急医療情報キット>で、熱中症に、備えを!

総務省消防庁の発表によると、今年5月に熱中症により救急搬送された方が、全国で3401名京都市内だけでも、112名ありました。
最近では、6月とはいえ真夏のような暑さの日もあり、また高齢者は、室温を感じにくくなっているため高温多湿の屋内で、寝ていて、熱中症になってしまう危険があります。
室温に気をつけ、水分、塩分をしっかりと補給することで熱中症を防ぎましょう!そして、もしも熱中症で、119番することになっても、<救急医療情報キット>を備えていればたとえ喋れなかったり、意識がなくても、迅速に自分の情報を救急隊員に提供できます。
まだ救急医療情報キットをお持ちでない方は、ぜひ真夏になるまでに、<救急医療情報キット>を作っていただいて熱中症に備えていただきたいと思います。
PCから作るのは難しい、という方は、お問い合わせをいただければ、見本用のキットを、数に限りはありますがお渡しすることができます。また町内会等で、手作りキットを作ってみたいという役員さんにも、見本用のキットを、お渡しできます。
(2017年6月20日)
血液をサラサラにするお薬を服薬中のシール

先日、製薬会社の方からお聞きしたところ、血液の抗凝固薬を服用中の方を対象に抗凝固薬の使用を知らせるためのカードやシールを配布されている、とのことでした。
高齢者の皆さんの中には、この血液の抗凝固薬を飲んでおられる方が、結構、いらっしゃいます。それで、当会のHPから作成するキットの容器のふたの部分にも、注意を喚起するシールを貼れないかと考えて写真のような、シールを作りました。
血液の抗凝固薬を服用中の皆さんでこのシールを要望される方は、当会のHPからご連絡いただければお送りします。
製薬会社さんから渡してもらったカードやシールを、キット容器のわかりやすいところに、入れることも大事だと思います。というのも、先日、救急外来の待合室で、血液の抗凝固薬を飲んでいるかどうかわからないと検査が進められないと、ドクターが、困っておられる場面に出合いましたので、ぜひいち早くこの情報を伝えられたらと思いました。
(2017年6月7日)
NHKで<救急医療情報キット>の紹介あり!

今日午後、NHKの<独り暮らしの工夫>の番組のなかで<救急医療情報キット>の紹介がありました。
全国の自治体のなかでは、主に独り暮らしの高齢者を中心に、すでにキットが配布されているところが多くありますが、
若いひとにも、身体に不自由なところがあって不安のある方にも、また介護中の家族
がおられる方にも、119番の際に、キットは大いに助けになりますので、自治体からの配布のない皆さんは、ぜひ、このHPを利用して、手作りの救急医療情報キットを作ってください。
(2017年5月29日)
熱中症に備えて、救急医療情報キットを!

ここ最近、暑い日が続いたこともあって、早くも熱中症での搬送が出てきて、京都市では一気に、救急車のお世話になるひとが増え、現在で、800人近くも、昨年より増えています。
とくに、高齢者の場合、室内の温度や湿度が上がっていても、本人は、それを感じない場合が多いので、家族はもちろんのこと
訪問介護で訪れる看護師さんやPTさんなども室内の温度湿度には、気を配ってもろて早めにエアコンを使うようにしましょう!こまめな水分補給も、うながしてあげてください。
そして、もしも熱中症で倒れても、救急医療情報キットがあれば役立ちます! まだの皆さんには、ぜひ救急医療情報キットを自宅の冷蔵庫に、そして、外出時に持ち歩くカバンの中にも、用意してもらえたらと思いますので、キット作りのご支援、ご協力も高齢者の周りにおられる皆さんには、ぜひ、お願いしたく思います。そして、
ひとりでも、救急医療情報キットを作ってあげたいけれど、作り方がわからないという場合には、HPからお問い合わせいただければ、数に限りはありますが、キット見本をお分けできますので当会のほうへ、ご連絡ください。
(2017年5月28日)
GW中、救急車を呼んで、助かりました!!

GW中に家族が体調を壊して、救急車のお世話になったのですが、<救急医療情報キット>を用意しておいたおかげで、今回も、大助かり!!!
救急隊員の方、そして搬送先の病院の先生も、情報シートを見ながら、家族に話を聴いて、記録をとってもらえたので、とても迅速に手続きが進み、認知症の家族にも、ずっと付き添っていられました。
皆さん、びっくりするほど、お休みの日には、かかりつけの先生との連絡がとれません!
本当に、<鬼に金棒、連休中には、救急キット!>です。
救急医療情報キットがあれば、慌てることなし!です。
ぜひ、みなさん、ご用意してください。
(2017年5月4日)
終末期医療の事前指示書、用意しますか?
救急医療情報キットと終末期医療に関する同意書

本日の地元新聞の記事によれば、<この4月から、京都市が区役所などにおいて市民向けに、終末期医療に関する事前指示書を含むリーフレットの配布を始めたが、これに対し、医師や法律家等から撤回を求める声が挙がっている>とのことです。
私自身、数年前から自分用に、救急医療情報キットとエンディングノート<あんしんノート>の2つは作っていますが、(どちらもこのHPからダウンロードして作っていただけます。)
昨年から、救急医療情報キットの容器の中に、情報用紙と併せて、エンディングのノートの一部でもある<終末期医療に関する事前指示書>のコピーを入れています。
私自身としては、<もしも>のときに、お世話になる医療関係者の皆さんや、また自分の家族や親族が、
処置の際に判断に迷うことがあれば、本人の意思だと推定できる文書で、自分の希望を記しておくことにより
できる範囲で、参考にしていただいて、それにより少しでも、お世話になる皆さんの気持ちの負担が軽くなればと、思って、これを作っています。
<救急医療情報キット>の備えも、そうなのですが指示書の用意も、よく言われる<自助・共助・公助>でいうならば、もしもに備えて、普段から、自分がしておける<自助>の活動のうちのひとつ、です。
医療現場での共通理解や準備も、また尊厳死等を巡る法律の整備もまだ十分に整っていない段階で、今回のようなかたちで、行政から指示書が配布されたことが、各方面に戸惑いや混乱を生む原因になったと思われますが、
もしものときに、参考にされるかどうかは、その時になってみなければわからないとしても、少なくとも個人的に、自分で、終末期の医療に関しての自分の考え、希望を、書面で記しておくということには、益こそあれ害はないのではないかと、個人的には、思います。
当会のHPから、データをダウンロードして、手作りのエンディングノート<あんしんノート>をご自身で作ってもらうことができますが、ノートには終末期医療に関する希望を記せるページも含まれています。
それを利用するかどうか、そしてまた、救急医療情報キットにも入れておくかどうか、皆さんご自身で十分にお考えいただいたうえで、ご利用いただければと思います。(*^_^*)
(2017年4月24日)
自宅介護でも、救急医療情報キット役立ちます!

<安心介護>という介護家族の交流サイトでこんな質問を見かけました。
<自分が救急車に乗って行くとき、家に残した 家族のことを、どうやって頼めばいいのですか?>
こういうときこそ、まさに<救急医療情報キット>がお役に立ちます!このHPのデータのダウンロードのページには、介護してるひとが家族のことを頼む文書も用意してありますので、どんどん利用していただけたらと、思います。
(2017年4月19日)
京都市中京区の町内会で<救急医療情報キット>を!
補助金で、救急医療情報キットを作れます!

京都市の市民新聞の中京区版に<つくろう・安心・中京区>大作戦という区内における安全安心に向けた活動への補助金の募集が出ています。
地域団体が対象で、事業費の4分の3(10万円以内)の補助がでます。
救急医療情報キット、ひとりに500円の費用としても、200人分のキットが用意できます。
中京区の町内会としては、十分な数だと思います。6月30日(金)までに申請書を提出すればよいとのことなので、ぜひ、この機会に、補助金を利用して、京都市中京区の町内会の皆さんに、取り組んでいただきたいです!
(2017年4月10日)
そして、全国の自治体で、救急医療情報キットの導入を躊躇しているところの理由はなにか、というのを調べていくと、圧倒的に多いのが、これ、<正確な情報管理が課題>という声です。
せっかく救急医療情報キットを配布し、高齢者の皆さんが作ってくださっていても、病状やお薬が変わっていても、情報が書き換えてなければ、せっかくのキットを生かすことができません。そのためには、マメに、お薬、変わってはらしませんか?ご家族の連絡先、変わってはらしませんか?と、声をかけてあげることが必要です。
そこで、!と思いついたのが、京都市内であればどこにでも必ずある、<隣組>制度です。
隣組、は、町内会のなかを、より細分化した、おおむね5~6軒単位のグループなのですが、このなかで、町内会の回覧板を回して、地域の行事についてお知らせをしたり、隣近所でお葬式があったときの連絡を回したり、などが行われます。隣組長という、そのなかの代表が順番に回ってきて、回覧板や連絡の世話係を務めます。
京都市内であれば、ほとんど、この隣組制度というものがあると思われますので、町内会単位で、役員さんを中心に救急医療情報キットを作り、お町内に住んでおられる高齢者宅への配布をこの隣組長さんに、行ってもらいます。
そして、回覧板などで、救急医療情報キットの内容が変わったときは、隣組長さんへ連絡してください、とあらかじめお知らせしておき、隣組長さんのお宅に、余分の救急医療情報シートを保管しておいて、連絡があれば、シートを持参して、高齢者宅を訪れ、記入を場合によっては、お手伝いする、また、数ヶ月に一度、回覧板で、救急医療情報キットの情報のチェックを促がす、そういう方法でなら、キットの内容を正確にしておく
ことができますし、救急医療情報キットを介して、ご近所付き合い、見守り活動も、できると思います。
とはいえ、個人情報なので、ご近所にはあまり。。。という場合には、地域包括センターや市の職員さんが、訪問して、手伝ってもらえるような電話番号を渡しておく、という手も両方あってもいいですね。
町内でキットを用意するとしたら、おそらく多くても数百キット単位になると思いますので、それならぜひ、最近完成して、HP上の記事で紹介させてもらっている、<150円でできる救急医療情報キット>利用して、町内オリジナルのキットを作ってもらえば、町内会費の費用負担もぐんと抑えられます。
京都市内の皆さん、ぜひ、新年度、隣組制度を使って、救急医療情報キットを配りましょう!(*^_^*)
そして、これまで<救急医療情報キット>を作ってくださった皆さん、キットは、中身の情報が最新のものであってこそ、救急現場で役立つものですので、
ぜひ、新しい年度に変わるこの時期に、情報シートの内容の見直しをしていただいて
変更になっている項目があれば、新しい情報シートを当会のHPのデータのダウンロードのページを利用して、作り直してください。
(2017年4月7日)
久々に、キット用の新しいシール完成!!
キットには、2種類のシールがあります。キットの容器などに貼るシール(向かって左)と家の玄関の内側に貼って、119番したときに、救急隊員の方にキットを冷蔵庫に用意していることを伝えるシールの2種類です。(向かって右)119という数字を入れたほうが、目につくかなと思ったので、作ってみました。
このシールを作るのには、<エーワン>という会社のシール用の用紙を購入し、無料ソフトをHPからダウンロードし、自由に自分でデザインして印刷します。この大きさが、ぴったり、ダイソーさんの<片栗粉入れ>の蓋に合います。(商品番号 29225(A4判12面丸型)
<エーワンのHP>
http://www.labelyasan.com/
(2017年3月22日)
平成28年度 京都市内の救急出動件数(速報)

京都市消防局のフェイスブックで報告されたのですが、平成28年度の救急出動件数は、84,638件で、前年と比べ1302件増えて、平成22年から7年連続で、過去最高を更新しました。
京都市内においても、救急医療情報キットの備えが少しずつ普及してきたとはいえ、まだまだ仕組みはあっても、現実に、キットを作ることができていない高齢者は、実際には大勢いらっしゃると思います。
今年も、引き続き、家族や地域のみなさんの支援によって、ひとりでも多くの方が、特に、高齢者や障がいをお持ちの方、持病があったり、常時服用しているお薬がある皆さんが、救急医療情報キットを備えてくださるよう、呼びかけを地道に続けていきたいと思います。
(2017年1月9日)
手作りの救急医療情報キットって、こんな感じです。
救急医療情報キットを備えた、現場からの声です!!
お年寄りのみなさん
『近所の人でも、薬まではわからないので、これは助かる!』
『通報できても、薬のことまで喋れるかどうかわからないので、これがあれば安心!』
家族のみなさん
『救急車が来た時、ちゃんと伝えられるか心配だったけど、これで安心!』
『同居でも、昼間はおばあちゃんひとりになるので、これがあると安心して働けます!』
救急隊員さん
『連絡先がわからなくて、近所じゅうを走り回った。キットあれば助かります!』
『独り暮らしのひとの場合、診察券やお薬の袋を家じゅう探しまわたこともあるので、これがあれば、すばやく対応ができます!』(2012年5月16日)
<救急医療情報キット>119番通報で、役立ちました!

このお盆休みの真っ最中に、自宅で母が転倒し、救急車のお世話になりました。
自宅での転倒は、これで15回目ほどになり、救急車のお世話になるのも10回を超えるのですが、今回も、冷蔵庫に用意してあった、母の<救急医療情報キット>が大変、役に立ちました。
119番通報すると、必ず救急車の到着と前後して近くの警察から、警察官の訪問も受けます。
その際に、本人や家族に、本人情報や状況の説明等情報の提供を求められますが、このとき、
<救急医療情報キット>を用意しておけば警察官による聴取も、キットの<情報シート>を
見てもらえれば、本人や家族に関する必要な情報も十分に伝えられて、あとは、転倒時の状況説明など簡単に報告することで、すみます。
また、到着した救急隊員の方にも、キットの<お薬情報シート>と、<からだの不自由な部分をイラストで伝えるシート>を見せることで、迅速に本人の服薬情報や身体の状態を把握してもらえます。
そして、救急隊員から、必ず質問される、<血の流れを良くするお薬は飲んでいませんか?>との質問にも、即、返答ができます。
また、搬送先の病院でも、<救急医療情報キット>の<情報シート>をコピーさせてほしいと、言われて、コピーを担当医に、読んでもらい、 迅速に診察や検査が始められました。
<この救急医療情報キット、どこでもらわれたのですか?>と、救急センターの他の医師からも、尋ねていただき、当会のHPのデータを利用して作ったものである旨をお伝えしました。
お正月、大型連休もそうですが、今回のお盆休みも、かかりつけのお医者さんが、お休みでした。そして、残念なことにケアマネさんも、お盆休みで不在でした。
それでも、<救急医療情報キット>があることで救急要請時に必要な情報を、慌てずにお渡しできました。
独り暮らしの高齢者の方は、もちろん、家族と同居していても、また高齢者でなくても誰でも<救急医療情報キット>は、役立ちます。
ぜひ、HPのデータを利用していただいて、<救急医療情報キット>を作って下さればと、自分自身が、救急車のお世話になって、あらためて思いを新たにした次第です。
今、HPのほうに、お盆に実家にもどっておられるときご両親やおじいちゃん、おばあちゃんのために、簡単に作れる<救急医療情報キット>のご紹介をしていますので、良かったら、ご利用ください。
(2015年8月14日)
救急現場から<救急医療情報キット>についての声!

神奈川県中郡大磯町の消防本部のサイトに、今年の春救急現場での<救急医療情報キット>の役割についての救急隊員からの声が、掲載されました。
救急隊員の方からの声というのは、なかなか聴く機会がなく貴重なお話なので、以下に、引用させて頂きました。
***************************
救急の現場で困ることがあります。それは、救急搬送する方の情報です。
名前・生年月日・持病・かかりつけ病院・飲んでいる薬のほか緊急連絡先等の情報です。
皆さんは、これらの家族の情報をいざという時に答えることができますか?
私たち救急隊の経験では、ほとんどの方が充分把握していないか、分からないことが多くあります。
救急隊は、搬送する方の状態のほか、少しでも多くの情報を搬送先病院に伝え、これらの情報を元に、持病が悪化したものなのか、医師による診療が病院到着前から開始されています。

「かかりつけ病院ならば情報はわかるでしょ!?」いいえ、すぐには把握できません。
いつも診ている医師が診察することはほとんどなく、まずは救急担当の医師が診察をして状態に合わせた専門医に治療を委ねます。
救急隊が情報を病院に伝えることによりスムーズに診療が開始されるのです。
町では75歳以上の方を対象に「救急医療情報キット」を福祉課で配布しています。これにご自分の情報を予め記載し、専用の容器に入れ自宅(冷蔵庫が一般的)で保管していただきます。
キットを保管してある目印として冷蔵庫の扉や玄関ドアの内側にステッカーを貼ることで、救急隊が現場で把握できます。
また情報を把握する手段として町では「救急あんしんカード」を作成しています。これは、外出先での急な事故や体調不良の際に、本人確認や緊急連絡先の確認を円滑に行うため、必要事項を記入していただき、外出時、お財布等の中に入れるものです。
いずれも緊急時、非常に有効なものとなりますので、高齢者に限らずご活用をお願いいたします。
お問い合わせは、消防本部(℡ 0463-61-0911)まで。
****************************
(2015年8月12日)
H28の京都市の高齢者人口について
![auto-vDdQkO[1] auto-vDdQkO[1]](https://i0.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-0PcnGR.gif?w=1170)
京都市の65歳以上の高齢者の人口は、10月1日現在で
◆京都市の総人口 1,474,735人
男性 699,316人
女性 775,419人
◆65歳以上の人口 400,485人(総人口の27.2%)
男性 169,740人 (総人口の24.3%)
女性 230,745人 (総人口の29.8%)
◆高齢化率を行政区別にみると
北区 28.2% 上京区 27.2% 左京区 27.3%
中京区 24.8% 東山区 33.3% 山科区 30.0%
下京区 23.3% 南区 24.9% 右京区 27.5%
西京区 26.4% 伏見区 27.5% です。
(2016年10月1日 京都市のHPより)
離れて暮らす親に、<救急医療情報キット>を!!
土曜日の午後、またしても救急外来のお世話になる機会があったのですが、その待合室での出来事です。
◆父と娘に二人で、救急外来受診。
◆施設入居中の父が、食事どきに、椅子から後ろ向きに転倒し、短時間意識を喪失した模様。
◆父と娘は、同居しておらず、施設から連絡を受けた娘が、病院にかけつけたところ。
◆父のかかりつけ医とは、土曜日の午後でまったく連絡がとれない。
この状況下で、救急センターの若い医師が、父の病歴、過去に手術した時期、などを娘さんに次々と質問されるのですが、娘さん曰く、<一緒に暮らしていないので、はっきりわからない。><かかりつけの先生に聞いてもらえば、全部わかる。>とのこと。でもかかりつけの先生の話は聞けません。
施設から、薬は持参されていたようなのですが、医師の話では<同じ薬でも、さまざまな病気に対して使われる
ために、薬だけで、病歴はわからない>とのこと。。なるほど。。。
実家にご両親をおいて、別居されている皆さん、土日祝日や、夜間にご両親の具合が悪くなった場合、かかりつけ医との連絡がとれません。また、現在の病状だけでなく、過去の病歴の詳細は施設での把握が難しいこともあるかと思います。
お元気なうちに、ご両親と一緒に<救急医療情報キット>を作って、実家の冷蔵庫に保管したり、施設のお部屋に
置いて、緊急の場合に、利用してもらえるように、日頃から備えておかれることが必要だと、実感した午後でした。
(2015年9月6日)
消防庁の検討会でも救急医療情報キットが話題に!

平成26年12月9日に実施された、消防庁の<救急業務のあり方に関する検討会>第2回の資料によると、
検討会のなかで、救急車の現場到着から患者の車内への収容時間を延伸させる原因として、<高齢者等の情報招集に時間がかかること>が挙げられ、反対に、時間短縮の要因として<高齢者等の情報があらかじめ集約されていることによる、現場活動時間の短縮>が挙げられました。
また、搬送先の医療機関の選定が困難な要因に高齢者の場合には、<家族情報や既往歴が得ずらいため>が挙げられています。
そして、こういった状況を解消するために消防庁が対応策として挙げているものが、<救急医療情報キット>の作成!!であり、共有すべき有益な情報として挙げられた項目が<既往歴、かかりつけの医療機関、家族、緊急連絡先、服用薬>、そう、まさに<救急医療情報キット>の容器に入れる情報用紙に記載している情報そのものです。
<救急医療情報キット>を備える大切さは、今や救急医療に携わる消防庁が、救急業務の検討会において、認めるところとなっています。
(2015年5月10日)
京都で、救急隊員にタブレット端末配備!!

今朝の京都新聞の記事によれば、京都府ではこの春、京都市を除く府内全域の救急車両や病院などに<救急搬送情報システムを導入したタブレット端末>を配備したそうです。
いち早く、患者さんの受け入れ先を確保するとともに、病院や医師の受け入れ状況などをリアルタイムで把握することが出来るようにするのが目的ということで、京都市においても、この夏頃をメドに同様なシステムが導入予定だそうです。
京都府によると、「病院到着までに患者の容体やケガの状況を病院側が把握することで受け入れ体制が迅速に整う」ということですが、その患者さんの、医療情報をいち早く、救急隊員に知らせることができるのが、まさに<救急医療情報キット>!
ということで。。。
タブレット端末導入とともに、この機会にまだキットの用意をされていない皆さんには、高齢者に限らず、ぜひ救急医療情報キットを用意してもらうことによって、正確で迅速な処置や搬送に、患者自身も協力することができればと、思います。
(2015年5月5日)
情報シートの更新を呼びかけるポスター作成!

HPを始めてから、早2年半の月日が経ちました。
HPを利用して、救急医療情報キットを作ってくださったみなさんのなかにも、情報シートに記入した情報が当時から変わっている場合もあるかと思われます。
救急医療情報キットは、最新の情報が記載されていてこそ、<もしも>のときに役に立つものですので、みなさんに、<家族の連絡先><飲んでいるお薬>
<担当のケアマネさん>など、情報に変更があれば情報シートをただちに変更するように、と呼びかけるためのA4版のポスターを作りました。といっても、高齢者のみなさんが、HPからデータをダウンロードして、作り直すのはなかなか大変です。
ポスターの末尾に、情報シートの変更をお手伝いする旨の文言と連絡先を書き込めるスペースを作りましたので、希望があれば、周りの方が高齢者の方をお手伝いできるようになっています。
良かったら、掲示版に貼って、情報シート更新を呼びかけてください。
情報シートの更新を呼びかけるポスターは、ここからダウンロードできます。→ ダウンロード
(2014年2月13日)
<救急医療情報キット>の実物が必要な方へ
平成25年度も残念ながら、京都市による<救急医療情報キットの配布>は、ありません。
でも、1日平均77人の高齢者が救急車のお世話になることを考えると、ひとりでも多くの皆さんに、救急医療情報キットを用意してもらいたいです。
◆町内会や、自治会で
◆高齢者サロンで
◆おじいちゃんやおばあちゃん、など家族用として
◆近所で、昼間ひとり暮らしの高齢者のお知り合いに

<救急医療情報キット>をあげたいひと、ありませんか?
PCを普段使っていないと、<自分で作れる>とそう言われても、なかなかハードルが高いですよね。
それで、救急医療情報キットをあげたい人があるのだけれど、PCで作るのはわからへんし。。という方、数に限りは、ありますが、HPの<お問い合わせ>からメールで連絡をいただけば<救急医療情報キット>の基本のセットを、お送りすることもできます。(郵送のときは、<着払い>で、郵送費を負担してもらうかたちでお送りします。>

京都にお住まいでなくても、手作りの救急医療情報キットどんなものか知りたい方、どなたかに渡したいという方は、気軽にご連絡ください。
<基本のセット(上写真)>
◆冷蔵庫に保管する、キット容器 1個
◆標準の救急医療情報シート 1枚
◆からだのイラスト入り情報シート 1枚
◆自分や介護している家族のことなどで、救急隊員に伝えたいことを書く文書 1枚

◆玄関ドアの内側に貼る丸いシール 1枚
◆冷蔵庫のドアに貼る丸いシール 1枚
◆キットの使い方の説明書 1枚
(注)このキットのシールの作り方は、お問い合わせいただければ説明させてもらいます。
<キットの説明と利用上の留意点をまとめた説明書>も、作ってみました。(写真)
ダウンロードは、こちらから → ダウンロード
地域での取り組みとして紹介する資料として、また、大切なひとが安心して毎日、暮らせるように、救急医療情報キットの実物が必要な方は、お申し出ください。
(2013年7月12日)
京都市の自治会でも全世帯に、救急医療情報キット!

11月15日付の京都新聞の記事によれば、京都市下京区有隣地区の民生児童委員会さんが、学区内の全世帯2000世帯を対象に、<いのちのカプセル>を配布されたそうです。
この地区では、3年前に一人暮らしの高齢者を対象に自治会の活動として救急医療情報キットの配布を実施したのですが、自主防災会のほうで、家族と同居でも高齢者がひとりになる時もあり、常に備えが必要として全30町内に配布することになりました。
有隣地区の取組みの特長としては、救急医療情報キットと併せて、防災マニュアル、防災訓練の案内書など、防災グッズもキットの袋に同封しているところです。
京都市でも、地域活動として、救急医療情報キットの全戸への配布の取組みが出てきて、とても嬉しく思います。民生・児童委員さんと地域の自主防災会との連携での取組みというところもいいと思います。
まもなくお正月休みに入ります。お正月休みの間は、かかりつけのお医者さんや、病院などの医療機関も長いお休みに入りますので、ぜひ、年末までに、<救急医療情報キット>を備えてもらえたらと思います。
今からなら、キット容器の取り寄せも十分間に合いますし、情報シートやシール、説明書等の印刷などは当会のHPからダウンロードしてもらえれば、手軽に準備できます。費用も、1セット150円程度のものから作れます。
お正月前に、京都市だけでなく、全国でまだ救急医療情報キットを用意されていない皆さん、当会のHPを利用してぜひ、<手作りの救急医療情報キット>を作ってみてください。
また、すでに自治体や地域からキットが配布されているという皆さんも、当会のHPからイラストでからだの不自由な部分がひと目でわかる情報シート>はとても便利なので、ダウンロードしてどんどん使ってください。
(2014年11月15日)
<京都市長からの回答>が届きました!
以前から、救急医療情報キット導入を市長さんへのメールで要望していましたが、今日、回答が届きました。
以下、そのまま、掲載させていただきますと。。。
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「救急医療情報キット」は,災害に遭遇したときに,救護に当られている方が容易に情報を入手することが
できるという点で有効であると考えており,市内の一部地域において,この取組が行われていることは,既に承知しております。
消防局では,ご意見のとおり,高齢者世帯を訪問し,防火・防災に関する啓発及び指導を行う際,「安心カード」を配布する事業を行っており,屋内外を問わず災害に遭遇したときに迅速に情報を収集でき,財布や市バスの乗車証ケースなど身近なものに入れておくことにより,救急隊員等に情報提供できるもので,「救急医療情報キット」と同等の効果があるものと考えております。
したがいまして,現在のところ,消防局の事業として「救急医療情報キット」の配布予定はありません。今後とも,市民の皆様の安心・安全を目指し鋭意努力してまいりますので,何卒,ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 敬具
平成26年10月9日
京都市長 門川 大作
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う~~ん、厚生省の会議でも、救急医療情報キットは最近全国に普及が進んできている、と取り上げているだけに、なんとも残念な回答ではありますが、
京都市としての取組みがないのであれば、自助<自分達で、手作りの救急医療情報キットを作りましょう!>と引き続き、呼びかけていきたいと思います。(*^_^*)
<安心カード>は、救急キットの代りになりません。

右の写真が、<救急医療情報キットと同等の効果がある>とされた「安心カード」です。ハガキ大の大きさに、このような内容を記載するものです。
回答によれば、<救急医療情報キット>と同等の効果がある、とされていますが、外出先で気分が悪くなったときに本人が、カバンから出して提示するために、日頃カードを携帯することには意味があると思いますが、なにせ小さいカードだけに、書き込める情報量が限られています。
どうでしょう?
スペースが限られてしまうせいではありますが、この内容の情報量で、十分、という印象を受けられますか?
今、こうしてざっとみて、思いついた点を挙げてみるとこの「安心カード」では。。。
◆自宅で倒れて、本人に意識がなかったら、「安心カード」がどこにあるか、救急隊員にはわからないので、見つけられない。
◆<薬の情報>や<体質>または、<身体の不自由な部分>について記入する欄がない。
◆かかりつけ医や既往症は、一件だけ、しか記入できない。
◆写真がないので、本人とカード情報との一致が、確認できない。
◆本人以外で、例えば介護中の家族のことを頼みたいとき、記入する欄がない。
◆発作のときに飲む薬を、入れておくことができない。
◆それがいつの時点の情報か、記入日を書く欄がない。
◆情報に変更があったときに、スペースがなくて更新しにくい。
といったことに気づきます。その点を考えると、
私には、この「安心カード」をどこかのカバンに入れて、携帯していることでは、残念ながら、<救急医療情報キット>と同じだけの情報を提供できないのではないかと、危惧されます。
とくに、独り暮らしの高齢者の場合には、ご自宅で怪我をされたり、体調を崩されることも、かなり多くあるのではないかと思いますので、
<必ず、冷蔵庫にある>と誰もが、わかっていて、本人に意識がなくても、言葉をしゃべれない状態でも、隣人や救急隊員さんによっても、見つけてもらえる<救急医療情報キット>を自宅の冷蔵庫に保管しておくことは、たとえ「安心カード」を用意していても、決して無駄になるものではないと思います。
ちなみに<20年経って普及している>と言われますが、私はこのカードが、毎年配られてるのかどうか、これまで知りませんでした。

<もしも>のときは、誰に、いつやってくるか、わかりません。突然やってくる<もしも>のときに、必ず、役立ってくれるものですので、<救急医療情報キット>高齢者に限らず、あらかじめ用意しておきませんか?
(2014年10月9日)
冷蔵庫の横につける、NEWキットが誕生!

救急医療情報キットは、もともとアメリカで誕生したときから、冷蔵庫の中に保管することを、ルールとして、決めてあったものですが、キットのPRを続けるうちに、思いのほか、冷蔵庫の中を見られたくない、冷蔵庫のスペースが狭く限られたものなので場所をとる、といった意見をいただくことが多く、なにかちょうどいいものがないかと100円均一で探していたのですが、ピッタリのものを発見!

ダイソーのキッチン収納用品で、磁石で冷蔵庫の横にピタッとつけて、ラップなどを入れるための<マグネットミニポケット>です。
(商品のバーコードは、4984343402430)この番号を告げて、お店に注文ができます。
私は、ダイソーの西院店(℡075-326-6188)で、購入しました。
右横の写真のような、こんな感じで、冷蔵庫の横につけます。冷蔵庫の正面に貼っていた、キットがあることを示すシールは、マグネットミニポケットを冷蔵庫にくっつけたときに、正面になる面に貼り付けます。

玄関ドアの内側に、キットが冷蔵庫にあることを伝えるシールを貼ったり、キットのふたの部分にシールを貼るのは、従来のものと同じです。
容器と一緒に、このマグネットミニポケットもダイソーで用意できますので、冷蔵庫の中に保管するのは、ちょっと。。。というみなさんは、冷蔵庫横に、保管してみてはいかがでしょうか。
すでに、キットを配布している地域のみなさんでも、この<マグネットミニポケット>のみ、情報更新用の新しい用紙と一緒に、届けることもできると思います。
(ちなみに、<片栗粉入れ>の商品のバーコードは、4973430402927です。)
説明書のダウンロード → ダウンロード
(2013年12月12日)
100円均一の材料だけで、簡単に作るキット!

ひとり分や少人数分だけ作るときなどに、丸いシールを作ったり、全面シールを買ったりすることなく、<普通紙に印刷して、セロテープで貼る>という最も簡単な方法で作る救急医療情報キットを紹介します。
あらかじめ、ダイソーさんで購入するのは、
①情報用紙を入れる片栗粉入れの筒型の容器
②筒型容器を入れるマグネットミニポケット
をそれぞれ1個だけです。
キットの作り方の手順は、
①<データのダウンロード>のページから表紙と情報シートの用紙をダウンロードして、印刷します。
②情報用紙には必要事項を記入し、表紙は切り分けて筒型容器、マグネットミニポケットにセロテープで貼り付けます。
③筒型容器に一緒に入れる、保険証と診察券をコピーし、
④写真も、見やすいように、保険証等と容器に入れます。
⑤マグネットミニポケットの側面に、写真のように、<救急医療情報キット>と印刷した紙を貼り付けます。
⑥残り2枚のキットの存在を知らせるメッセージは、玄関ドアの内側と、ベッドわきや、電話のそばなどの目に付きやすいところにセロテープで貼ります。
⑦容器をマグネットに差し込めば、完了!
救急医療情報シートのダウンロード → ダウンロード
キットの表紙他のダウンロード → ダウンロード
キット説明書のダウンロード → ダウンロード
これだと、コピー代や紙代を入れても、200円と少しで冷蔵庫の外にくっつけておく救急医療情報キットが作れますので、ぜひ、作ってみてください。
普通紙は、厚めのものに印刷するほうがしっかりします。また普通紙のかわりに、A4の全面シールに印刷してもいいですが、筒型容器の表紙は、外側に貼ると出し入れの際の摩擦で字がにじんでくるので、容器の中に差し込むほうが、ベターだと思います。
(2013年12月13日)
100円均一の材料だけで、作れるキット姉妹編!

ひとり分や少人数分だけ作るときなどに、丸いシールを作ったり、全面シールを買ったりすることなく、<普通紙に印刷して、セロテープで貼る>という最も簡単な方法で作る救急医療情報キットの姉妹編を紹介します。
あらかじめ、ダイソーさんで購入するのは、同じく
①情報用紙を入れる筒型の片栗粉入れの容器
②筒型容器を入れるマグネットミニポケット
をそれぞれ1個だけです。
キットの作り方の手順は、
①<データのダウンロード>のページから表紙と情報シートをダウンロードして、普通紙に印刷します。
②情報シートに必要事項を記入したら、表紙を切り分け
写真の、
①に名前などを記入して、筒型容器の中に差し込みます。
②は、マグネットミニポケットの側面に、貼り付けます。
③は、玄関ドアの内側に、貼り付けます。
④は、固定電話のそばの目につくところに、貼り付けます。

③筒型容器に一緒に入れる、保険証と診察券をコピーし、
④写真も、見やすいように、保険証等と容器に入れます。
⑤ふたをして、容器をマグネットミニポケットに差し込めば、完了です!
救急医療情報シートのダウンロード → ダウンロード
キットの表紙他のダウンロード → ダウンロード
キットの説明書のダウンロード → ダウンロード

このキットでも、コピー代や紙代を入れても、200円と少しで作れます。
普通紙は、厚めのものに印刷するほうがしっかりします。
また、普通紙のかわりに、A4の全面シールに印刷してもいいですが、筒型容器の表紙は、外側に貼ると出し入れの際の摩擦で字がにじんでくるので、容器の中に差し込むほうが、ベターだと思います。
(2013年12月16日)
HPを使った<救急医療情報キット>さらなる活用術!
救急隊員へいち早く正確な情報を伝えるために

全国の自治体や地域の自治会などで、救急医療情報キットが少しずつ普及し始めています。それで、今回は、このHPのデータのダウンロードのページにある書式等を使って、さらに生きた救急医療情報キットを用意できるアイデアを紹介したいと思います。
キット容器のなかに入れる、典型的な情報シートの他に、4つの書式(写真)を作ってみました。
①救急電話マニュアル
(119番のときに、あわてず自宅までの道や目標物を伝えられるように、あらかじめ書いておきます。)
②救急隊員へのお願いシート
(救急搬送や処置のときに、気をつけてほしいことや他の家族のことで頼みたいことを書いておきます。)
③からだのイラストシート
(体の不自由な部分について、パッとひと目で伝えることができます。)
④薬の貼り付けシート
(服用している薬の現物を、貼り付けて説明を加えます。)
このうち、④はエクセルで作表して作ったものですが、①から③までは、当HPのデータのダウンロードのページからダウンロードして、自分用に利用してもらえますので、自治体や地域のほうからすでに、救急医療情報キットの配布を受けている皆さんも、ひとりひとりのおからだやご家族の事情に合わせて、救急隊員へ、少しでも早く正確に必要な情報を伝えるために、使ってもらえたら嬉しいです。
(2013年4月16日)
名古屋市のNPO法人さんが緊急時あんしんキット!

名古屋市のNPO法人すけっとファミリーさん、訪問、通所、居宅介護支援を行っておられる団体さんが、この度、オリジナルの<緊急時あんしんキット>を利用者さんのために作られ、配布されるとのお知らせをいただきました。
利用者のみなさんのために活用されるキットであるようにと、記入する情報や、地域連携を考えた各方面へのお知らせなど、熟考された素晴らしいキットです。
ひとりでも多くの利用者さんが、キットを備えることで少しでも安心して暮らせるようにと、願っています。
(2013年12月19日)
避難所でも<救急医療情報キット>は、役立ちます!

テレビのニュースで、伊豆大島で体育館や学校に避難されている方の多くが、着の身着のままで自宅を出てこられたために、手持ちのお薬がなく、日本赤十字から、お薬が避難所に届けられている、という場面がありました。
突然の避難勧告や避難指示が出た際には、一刻を争うわけですから、慌てて自宅を出るのが普通です。
そんなとき、日頃、冷蔵庫に保管してある、<救急医療情報キット>をカバンの中に入れて持ち出しさえすれば、<自分の病名や今飲んでいるお薬は・・・です>と、ただちに伝えることができます。かかりつけのお医者さんにも連絡して尋ねることができますので避難が思いがけず長期間になっても、薬がわからなくて、あるいは、薬がなくなってしまって困るという事態を防ぐことができます。
![kusuri_102m[1] kusuri_102m[1]](https://i2.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-Hz8D4J.gif?w=1170)
また、今飲んでいるお薬の名前だけでなく、これまでにした病気や、家族等の連絡先などの情報も、すべてキットを見ればわかりますので、とくに高齢者の場合は、携帯やスマホなどを持っておられない方も沢山あると思うので、家族への連絡にも役立つと思います。
体調を崩して、救急車を呼ぶときだけでなく、災害時に、避難所へ避難するときにも、この<救急医療情報キット>が役立ってくれますので
日頃、用意しておいて、災害時の避難の際には冷蔵庫から救急医療情報キットを取り出して、カバンに入れてください。
(2013年10月21日)
<全国筋無力症友の会>さんの会報にキットが!

<救急医療情報キット>は、一人暮らしの高齢者の方にとってだけ、役立つものではありません。
この度、とてもありがたいことに、<全国筋無力症友の会>さんの支部において、毎月発行されている会報のなかで、手作りの<救急医療情報キット>を紹介していただき、詳しい作り方の説明も載せていただきました。

MG(重症筋無力症)の方の場合には、体調が悪化しているときにクリーゼ(急に全身の筋肉がマヒしてしまう)状態が起こることがあるそうです。
クリーゼが起きて、救急車を呼ばなくてはいけなくなったときに、いかに正確に病気についての説明ができるか、はとても重要なことです。
たとえ家族がいた場合であっても、パニックを起こしたりまた、飲んでいる薬が変わっているのを知らなかったりすると、正確な情報をスムーズに伝えることができなくなります。
そういうときに、あらかじめ<救急医療情報キット>を用意しておけば、あわてずにすんで、安心!ということで今回、友の会の会報で、広く会員さんに、キットをご紹介いただいたのでした。

会報には、キットの作り方が、とても詳しく写真つきで紹介していただいています。材料も、100円均一で、可愛らしいマグネットを見つけられて、情報シート等を入れたクリアケースを冷蔵庫のドアにマグネットでつけるタイプのオリジナルのキットを作ってくださいました。
コピーをもう1部作って、ケースに入れ、外出時にいつも持ち歩くカバンに入れておけば、出先で体調を崩したときにも、安心です。
全国には、高齢者の方以外にも、持病をお持ちの方やお薬が手放せない方、あるいは、足腰が曲がりにくかったり耳が聴こえにくかったり、119番した際に、救急隊員さんに特に伝えたいことがある!というみなさん、大勢いらっしゃると思います。
<全国筋無力症友の会>の会員さんやそのご家族のみなさんをはじめとして、ひとりでも多くの方に、<救急医療情報キット>を作っていただくことで、少しでも安心して日々の暮らしを送っていただけるようになればと、願っています。
(2013年7月26日)
京都府下で、<救急医療情報キット>導入済の市町村
![illust2251_thumb[1] illust2251_thumb[1]](https://i1.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-2ZyXZS.gif?w=1170)
少し前に、<京都府知事へのさわやか提案>という場所で<救急医療情報キット>の取り組みの要望を、京都府知事宛てに、出しておいた件で、回答をいただきました。
京都府健康福祉部介護・地域福祉課のお話によると、すでに京都府内でも、10を超える市町村において、救急医療情報キットが、高齢者の在宅生活を支える大変有効な取り組みのひとつとして、実施されているとのことです。
<すでに救急医療情報キットを実施している市町村>は、向日市、長岡京市、大山崎町、木津川市、笠置町、和束町、
精華町、南山城村、亀岡市、南丹市、舞鶴市等で、例えば地域の課題解決等に要する経費を支援する京都府の「地域力再生プロジェクト支援事業交付金」を、地域の方々に呼び掛けるための事業説明会の会場費や周知用チラシの費用や<救急医療情報キット>の印刷費等の財源として活用することが可能だそうですので、
京都市内でも、行政区や学区単位で<救急医療情報キット>に取り組む際などに、活用できるのではないかと思いました。
(2013年6月26日)
京都市の要援護者名簿の掲載は、2割のみ

2013年6月25日付の京都新聞の記事によると災害時に避難が難しい高齢者や障がい者など要援護者を対象に、京都市が昨年夏から作成を進めている名簿の掲載率が2割以下にとどまっているそうです。
京都市の掲載対象者は、要介護・要支援の認定者や障害者手帳の交付を受けている要援護者約5万人と65歳以上でひとり暮らしの高齢者約7万人で、重複している分を除くと対象者は計約9万人です。
このうち、7万人を超える対象者が、名簿に掲載されていないことになります。
実を言うと、昨年、この事業について知った際に、<地域の見守り活動推進事業>として、地域の民生委員さんなどにも提供できる名簿作りをするのがねらい、ということだったので、
せっかく、高齢者の自宅を戸別訪問されるのであれば、名簿への掲載の同意を本人さんからもらうときに、<救急医療情報キット>の配布も、同時に取り組んで欲しいと市長さんへ昨年要望を出したのですが、それはできません、というお答えでした。
全国の自治体でも、この名簿作りは進んでいて、長野市においては、名簿の掲載率が96%に達しているそうです。高い掲載率は、日常の見守り活動をしている民生委員さんが自宅を訪れて同意を得ていることに拠るとのこと。
いざ災害が発生して、要介護者を把握しないといけなくなったとき京都市のように2割以下では、名簿が役に立たない恐れがある、と記事では、危惧されています。
災害時要援護者名簿も、そして、<救急医療情報キット>作りも、もしものときに、自分がお世話になる方々に、今自分ができる協力、自分だからこそできる情報提供、のひとつです。といっても、新しい制度や仕組みを理解する、というのは高齢者の皆さんにとって、たやすいことではないですし、漠然とした不安も、きっとあると思います。そういうときに、
一人暮らしの高齢者の皆さんや、健康に不安のある皆さんに、こういうシステムがあって、どんなふうに役立てるものか、を日頃から付き合いがあって信頼できるひとから伝えること、記入や作成を支援してあげることが、大切になってくると思います。
自治会で、町内会で、顔の見えるお付き合いのご近所さんで、ひとりでも多くの高齢者や障がいをお持ちの方、健康に不安のある皆さんに、こういった取り組みがあることを知ってもらえるような、取り組みがなされればと思います。
(2013年6月25日)
右京区の<福祉でんごん版>に掲載してもらいました!

京都市右京区の社会福祉協議会のHPの中に、<福祉でんごん版>というコーナーがあります。
地域のみなさんへ伝えたい活動をPRできる場所で、今回、<救急医療情報キット>の記事を3ヶ月間、掲載してもらうことでき、とても嬉しく思っています。
右京区では、すでに、地域単位で、救急医療情報キットの取り組みが実施されているところもありますが、まだの地域のみなさんに、救急医療情報キットについて知っていただく機会になればと思います。
同時に、京都市内の各社会福祉協議会のHPを調べてみたのですが、右京区のような区民が自主的に地域での活動の情報提供ができるコーナーがなかったのですが、今後またこういう場所ができたら、情報提供していきたいと思っています。
あと、京都市中京区の社会福祉協議会のほうには、キットの実物を事務室の展示コーナーに置かせてもらっていますので、手にとってみていただければと思います。
(2013年6月20日)
救急医の先生からも、<これは助かる!>との声

先日、救急医療情報キットについて調べていたところ、以前大阪の救急センターで夜勤をされていた救急医のお医者さんが、患者さんを搬送してきた救急隊が、おもしろいものを持ってきた、<救急医療情報キット>とキットに触れておられる記事を拝見しました。
先生のお話によると、独居高齢者が搬送されてくると普段飲んでいるお薬やかかりつけの病院すら不明で、困ることが多々あるとのこと。ときには、名前や生年月日まで不確か場合もあるそうです。
キットに関して、これは、とても助かるものなので、今後高齢化が進む日本のすべての自治体で、見習ってほしいと書いておられました。
私達は、<救急医療情報キット>というと、つい、119番通報のあった現場で、救急隊員の処置や搬送に役立つもの、と考えがちですが、
搬送先で処置や治療をしていただく、病院のお医者さんにとっても、<これは、助かる!>と言っていただけると、とても心強く、思いました。
(2013年4月2日)
東京都墨田区のキットは、希望者に薬局で配布!

東京都墨田区の公式サイトの7月11日付の記事によると、墨田区でも、救急医療情報キットの無料配布がスタートするそうです。墨田区のキットの特長は、
①対象者が高齢者に限定されずに、<健康に不安を抱えている区民>と広範囲にわたること。
②キットの配布が、区が配布を委託している薬局において、実施されること。(区内には委託を受けた薬局が多数あり、区役所のHPで、見ることができます。)で、情報シートの裏面が、キットの取扱説明書になっており、情報シート、ステッカー、キットのチラシは、区役所のHPからもダウンロードできるようになっています。
少しだけ残念だったのは、情報シートの氏名のところに、<フリガナ>の記載欄がなかったことと、記入を鉛筆で、と限定するのならば<濃くはっきりと読み取れる文字で>など補足があればもっとよかったのではないかと思いました。
お問い合わせは、区役所の保健計画化保健計画担当
(℡5608-1305まで)
(墨田区の人口は、現在253,681人です。2013年7月15日)
いっぺん、救急車を呼んでみはったら、わかること。

一昨日やったか、九州のほうの市議会で、少し前に導入された救急医療情報キットについて、市会議員さんからの質問、という動画を見る機会がありました。それを見て思うたんは。。
<たぶん、この方は、介護をされた経験とかないのだろうなぁ。。身近にお年寄りがいらっしゃらないのだろうなぁ。。そして、救急車を呼んでみはったことが、ないんやろうなぁ。。>
というものでした。議員さんのお話では、<救急医療情報キットは、ないよりもまし、程度のもので、こんなものを冷蔵庫に置いて、救急隊員に探させるより、各人に医療データを提出させて、一元管理すれば、119番通報と同時に通報者に関する情報の把握ができます。キットに書かれている内容と齟齬があってはまずいので、ダブらないよう今後はデータで一元管理する方向で、進めてもらいたい。>とのこと。
昨今、IT化は、どこでも進んできていますが、このような<とにかく効率重視、一元管理が便利>という考えにこそ、とても危うさを感じます。たとえば。。

★急いでいるときに救急隊員がキットを探してる時間がもったいない、ということですが、シールを見て数十秒あれば、キットは見つかります。
★救急車を呼べば、必ず、搬送先が決まるのを待つ時間にA4版1枚の既往歴や服薬状況について、細かいアンケートの記載を求められ、家族がいれば、あちこちうちのなかを探して書かなくてはいけません。
★救急医療情報キットには、画一的な情報だけでなく、からだの不自由な部分、搬送のとき気をつけてほしいこと、うちに残る要介護者のことでお願いしておきたいこと、など、そのひと、そのひとにあった伝えたい内容を、書いて入れられます。
★たとえお医者さんから出されていても、お薬を処方箋どおり飲んでいない高齢者は、たくさんおられます。また、お医者さんのほうの都合で、お薬は、しょっちゅう変わります。
★いつも新しい情報に内容を更新することが、高齢者に期待できない、不確かな情報だと怖くて救急隊員が使えない、ということでしたが、自分のうちにおいてある情報用紙に、新しい内容を書き換えないのだとしたら、その高齢者が、いったん登録した医療情報を更新すべく、関係機関に連絡をとることも、むずかしいのではないでしょうか。そのために役所に足を運ばないといけないのでしょうか、電話でいいなら、究極の個人情報なのですが、その際の本人確認は、どうやって行うのでしょうか。
<自分で、作って、自分で冷蔵庫に用意する、救急医療情報キット>はこの時代に、アナログな時代おくれなものと感じられるかもしれません。けれど、<もしものとき>のために、元気なときに、高齢者や健康不安のあるひとたちが、自分で、自分の情報を伝えられるものを作ること、中身が変わったら、新しいものに書き換えられるように、本人だけでなく家族や地域の方、ケアマネさん、介護スタッフさん、見守っている周りがみんなで、声をかけていくこと、には、大きな意義があると思います。
そして、<これがあるから、大丈夫!>と高齢者のみなさんが、実際のキットを手にとって、安心感を感じてもらえること、も大切だと思います。
お役所に出す申請書に記入するのでなく、自宅の冷蔵庫に置いて、<もしものとき>に、自分のことを知らせるときのみ見られる、ということから、そして、自分がいつでも、何度でも、書き換えができることから、建前でない<ほんとうに生きた情報>を、高齢者に残してもらうことができます。
さらに、119番通報の際に救急医療情報キットに助けられるのは、独居高齢者のみではありません。ひとりで家族を介護している多くの自宅での介護者(ケアラー)にも、安心を与えることができます。
![illust2251_thumb[1] illust2251_thumb[1]](https://i0.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-vDdQkO.gif?resize=127%2C113)
そして、<救急医療情報キット>を介して、高齢者と地域の皆さんとが、顔を見ながら、話す機会を(配布時、更新時)作ることもできます。
IT化の便利さ、効率の良さを利用する一方において、それだけではない、時間がかかっても、すべての利用者に画一的に運ばなくても、自分が自分のために、やれることはして<もしものとき>に備える、という自助の姿勢や地域で人と人とのつながりを生むことができる施策として、救急医療情報キットが生みだせる、見守りの機会に、もっともっと目を向けてもらえたらと、願います。
(2013年3月23日)
急な入院も、救急医療情報キットがあれば安心!
![hospital_103l[1] hospital_103l[1]](https://i1.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-DakdFC.gif?w=1170)
たとえば、一人暮らしの高齢者の方が、体調を崩して急な入院、手術や治療が必要になった場合、手続き上様々な書類が必要になります。例えば。。。
◆入院申込書・誓約書 ◆手術の同意書
◆既往歴や、現在治療中の病歴の情報
◆現在、服用している薬の情報
(医療機関で処方されている薬、ではなく、実際に、現在服用を続けている薬の情報です。)
などです。
これらの書類の記入に必要な情報は、ほぼ、手元に<救急医療情報キット>があれば、即座に記入でき、スムーズに入院の手続きを進めることができます。
![kusuri_102m[1] kusuri_102m[1]](https://i1.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-BEt8R1.gif?w=1170)
特に手術や治療にあたって、<実際に>服用している薬の情報は大変重要で、担当医師から、入院時に窓口で、薬剤師さんから、そして病室で看護師さんから、と何度も、確認をされるため、お薬情報を一覧にまとめておくことはとても大事です。
これまで、<救急医療情報キット>は、自宅で体調を崩して119番通報する際に役立つもの、として利用を勧めてきましたが、今回、自分が入院・手術することになって初めて、入院手続きの際にも大変役立つものだということが、わかりました。
急な入院手続きを自分でしなければいけない時、また家族や知人、後見人などにお願いしなければいけない時、大いに助けになりますので、ぜひ、入院に備えて、も<救急医療情報キット>を用意しておいてもらいたいです。
厚労省の救急医療の会議でもキットの話題が!
第1回救急医療体制等のあり方に関する検討会
![hospital_003m[1] hospital_003m[1]](https://i1.wp.com/kyoto119kitto.com/wp-content/uploads/2017/09/auto-9CioaD.gif?resize=136%2C65)
議事録中、救急医療情報キットに関する、救急医療専門官の発言から抜粋しました。厚労省の救急医療の会議のなかでも、救急医療情報キットの存在に言及されています。
***********************
現状としまして、「救急医療情報キット」と言われるもの、今、構成員の皆様方には筒型のものを回させていただいております。それが港区のもの、北海道羅臼、夕張のもので、全国各地で徐々に広まっていると聞き及んでおります。
住民、高齢者の方に配付いたしまして、これを冷蔵庫の中に保管しておく。そうすると、救急隊が高齢者のお家に行ったときに、キットがあると救急情報、保険証の写し、診察券とか、そういったものがわかるということで、救急搬送のときに役立つというものです。
救急医療情報というものに関しましては、救急搬送、救急現場におきまして必要な情報ということで、氏名、生年月日、治療中の病気だとか、服用しているお薬、かかりつけ医療機関、その他、医師に伝えたいこと等を記入しておいて救急搬送時に役立てるものと考えています。
*********************
(2013年4月14日)
<救急医療情報キット>3点セットを作りませんか?
高齢者のみなさん、自宅でも、外出先でも、これだけ用意しておけば安心!という3点セットを考えてみました。
①冷蔵庫に用意する、救急医療情報キット
②外出先に携帯する、救急医療情報キット
③外出先のキットに入れる、緊急ホイッスル
どれも、100円均一、ダイソーで材料を用意できますし、①と②のキットに入れる情報シートは共通なので、1部書いてコピーすればOK。診察券・保険証のコピーを2部ずつ作ることで、自宅用・外出時用の両方を一度に作れます。
緊急ホイッスルは災害時などに、自分の存在を知らせるために役立ちます。
ケースやドアに貼るシールは、このHPのデータのダウンロードのページから印刷して、利用できますので、この3点セット、身近な高齢者のみなさんに、備えてもらえたらと思います。
(2013年2月7日)
外出時に携帯する<救急医療情報キット>を作りましょう!
以前HPのなかで、<冷蔵庫のドアにマグネットでつけるタイプ>の救急医療情報キットをご紹介したことがありましたが、
<救急医療情報シート>や保険証のコピーなどを、2部ずつ用意すれば、自宅用の冷蔵庫に備える救急医療情報キットと同時に、外出時に携帯する<救急医療情報キット>も作ることができます。写真のように、

外出時、カバンに入れておける大きさで、しかも、もしものとき、カバンをあけてもらったら、すぐに目につく程度に大きな目立つタイトルがついています。
この2つを用意しておけば、どこで気分が悪くなっても、安心です。
また高齢者のみなさんがよく使っておられる、買い物用のバッグの中に入れておくこともできます。ちなみに、お薬手帳を入れたいときに、入る大きさということで100円均一の材料、B6のクリアケースを使っていますが、シールにして、クリアケースの表面に貼り付けてもいいですし、

普通紙に印刷して、透明のクリアケースの内側に入れて作る写真のような方法もあります。
2つの救急医療情報キットを備えることで、自宅でも、また外出先でも、安心して、暮らしてもらえることを願っています。
外出先用の救急医療情報キットの表紙シールは、A4サイズで一度に2枚作れます。この下のダウンロードから、データのダウンロードのページからも、ダウンロードできますので、携帯用の救急医療情報キット、作ってみてください。
外出先用の<救急医療情報キット>の表紙→ ダウンロード
(2013年2月1日)
京都市西京区の高齢者見守り事業、キット配布の状況

現在、京都市内の行政区のなかで、唯一、救急医療情報キットの無料配布に取り組んでおられるのが、西京区です。
西京区の担当者の方にお尋ねしたところ、<キットは、民生委員さんを通じて、高齢者に配布されています。全該当者約8000名のうち、平成24年度中に、2000名への配布を目標にしており、現在どの程度まで進んでいるかは未定ですが、本事業は、平成27年度まで、4年間、継続して取り組む予定です。西京区役所に問い合わせがあった場合には、当該地域の民生委員さんへ連絡し、該当者には民生委員から配布してもらいます。>とのご回答でした。また、他の行政区で、救急医療情報キットに取り組むという話は、聞いていません、ということでした。
同じく、京都市で実施されている、<地域における見守り活動促進事業>ですが、事業評価によれば、市内約40,000人の要援護対象者のうち、平成27年度までの4年間で概ね70%を見守り対象者とするのを目標に掲げています。この評価をもとに考えると、
昨年、市長さんへのメールで、この見守り活動の対象者に、救急医療情報キットを配布してもらえないかという要望を出していて、新年度も再度要望してみようかと思ったのですが、見守り活動の対象者の把握が完了するには、平成28年度を待たなくてはならない、ということになります。
ということは、たとえ、要望が実現するとしても、救急医療情報キットを京都市で配布してもらうのは平成28度以降、になるわけですね。
京都市における、65歳以上の高齢者からの119番通報は、1日平均77人です。3年、というのは、長い年月です。3年間に、65歳以上の高齢者からの119番通報はというと。。。。なんと、延べ、84,315人という数になります。
残念ですが、やはり、京都市内においては、自分で、地域で、高齢者に救急医療情報キットを用意してもらう、ことを考えたほうが良さそうです。京都市では、みんなで、救急医療情報キットを作りましょう!
(2013年2月18日)
搬送先の病院でも、救急医療情報キットは役立ちます!

以前、北海道の病院に勤務されていたお医者さんのブログに救急医療情報キットに関するお話が掲載されていました。
<M別市民の皆さんには「命のバトン」(救急医療情報キット)のようなものを持っていてもらえると、きっと救急も「夜間急病センター」のスタッフも、後方病院であるE軽厚生病院さんやK見赤十字病院さんもほんとに助かるんだろうなぁ。。。>
※はぐれドクター日誌「mission:離島」より了解をいただいいて、一部抜粋させていただきました。

これまで、当HPのほうでは、救急医療情報キットは119番通報時、救急隊員さんの処置や搬送に役立つ、と繰り返してきましたが、通報現場のみならず、救急車によって急病人がどこかの病院に搬送された後も、救急医療情報キットを持参していれば処置にあたるお医者さんにとっても、とても助かるものなんだと、ブログを読んで、あらためて思いました。
また、同ブログのなかでも少し触れられた話題でしたが、救急医療情報キットの中には、お薬や情報シートなどの他に<臓器提供意思表示カード>や<終末期医療に関する事前指示書>などを入れる、ということについても今後検討されていいのではないかと思います。
<終末期医療に関する事前指示書>については、当HPトップページの記事からもダウンロードできるようになっています。
(2013年1月29日)
更新用の<医療情報シート>の配布も、お忘れなく!

救急医療情報キットは、いつも最新の医療情報が記入されていることで、救急現場でその効果を発揮します。
自治体などでは、公式サイトから情報シートをダウンロードできるようになっているところが多いですが、
1年に、1度か2度、更新用の医療情報シートを、キット保持者にお届けすることで、最新の情報になっているかどうか、見直しをする機会を提供することにもなります。
<お薬、変わっていませんか?><ご家族の連絡先、変わっていませんか?>と年の初め、あるいは、町内役員の交代する時期などに、更新用のシートを持って訪問しながら、同時に、高齢者のみなさんのお顔を見て、声をかけて差し上げてください。
(2013年1月18日)
町内会費で<救急医療情報シート>を作りませんか?

もっとも、簡単で、リーズナブルなキットなら、この下に説明のある、冷蔵庫にペタッと貼るタイプの<救急医療情報シート>。このタイプのキットなら、
A4版マグネットカードケースと紙代、シール代、インク代、と材料は、ひとり分約130円程度の予算で作れます。
配布後は、救急医療情報シートに必要事項を記入したら、あとは、カードケースのなかに紙をはさんで、冷蔵庫のドアの空いたスペースに、ペタッとくっつけるだけです。

さらに<冷蔵庫にシートがあることをお知らせしておきたい>ときのために、玄関ドアの内側に貼れるように、お知らせ用の丸いシールも、一緒に作りましょう。これも、いつものエーワンのシールを使えば、一度に大量に作れます。
カードケースのなかに紙をはさむのに少しコツがいりますが、保険証や診察券のコピーも用紙の裏に入れることもできるようチェック項目欄も最後に作りました。情報が変わったら、中の用紙を書き換えて、はさみ直せば、何度でも変更できます。
シートを入れやすくするためには!

カードケースは、縦長の辺の一方が閉じているため用紙を差し込みにくいことがあります。そういうときには、写真のように、10cmほどカッターで切り込みをいれてあげると、そこから指を入れて用紙をひっぱることができて、ケースに入りやすくなります。高齢者のみなさんに配るときは、前もって、切り込みを入れてからお渡しして差し上げるのがよいと思います。
個人情報が記載されているのが気になるときには、従来のキットを、簡単に作れて、救急隊員にシートが、パッと目につくほうがいい、ということであれば、この<救急医療情報シート>をご利用ください。
冷蔵庫のドアにペタッと貼るA4版マグネットカードケース用の<救急医療情報シート>のダウンロード→ ダウンロード
※もちろん、<マグネットカードケースなんてもったいない!>ということなら、<救急医療情報シート>をダウンロードして印刷し、医療情報を記入した紙を、そのままテープで、冷蔵庫のドアに貼ってください、と、用紙のみ配布することもできます。
(2013年1月11日)
<救急電話マニュアル>を、自宅の電話のそばに!

救急医療情報キットと併せて、ありがたいことに利用してもらっているのが、<救急電話マニュアル>です。
119番通報する際に、できるだけパニックにならずにこちらの情報を伝えられるように、あらかじめ、どんなことを聞かれるか、どう答えればいいか、がわかっていると安心です。
119番では、質問される項目が決まっていますので、自分の場合なら、どう答えればいいか、あらかじめマニュアルに書き込んだうえで、自宅の電話のそばに貼っておくと高齢者のみなさんも、安心です。
- 救急電話マニュアル ダウンロード
救急医療情報キットが用意してある!ってことも119番の際に伝えられるように、なっていますので良かったら、キットと併せてご利用ください。(*^-^*)
(2013年1月5日)
英国の介護家族のための<救急医療情報キット>

自宅で家族を介護しているひと(ケアラー)を支援する仕組みが、日本にないかどうか、調べていたところ、日本ケアラー連盟という一般社団法人さんが、東京で<ケアラー手帳>という手帳を作って、実験的に配布されていることを、知りました。
ケアラー手帳の中身がどんなものか、興味があったのでお願いして送っていただいたところ、同封された資料に英国でのケアラー支援についてのパンフレットがあり、
その中に<緊急時の対応のためのボトル>という写真のボトルの紹介がありました。このボトルのなかにケアラーの情報用紙と、ケアが必要なひとの情報用紙、を一緒に入れて冷蔵庫に保管するのだそうです。

英国版のケアラー用<救急医療情報キット>ですね!
さらにこの他にも、折りたたんで財布などに入れられる<私はケアラーカード>や<緊急時ケアラーカード>も配布されており、ケアラー、被介護者の名前と、2名の緊急時の連絡先を記入できるそうです。
救急医療情報キットは、アメリカだけでなく、英国でも実践されているシステムなのですね。
このHPから利用できるデータのなかにも、119番要請時に、介護している家族のことを頼むための文書なども用意してありますので、ご利用いただければと思います。
(2013年3月8日)
愛知県刈谷市の救急医療情報キットに学ぶこと

キットの最新導入状況(2)のページに詳しく載せましたが、3月1日にお知らせが出た。刈谷市の救急医療情報キットは、たいへん細やかなところまで配慮がされています。とくに、対象者とキット保管時の注意事項に、ここまで気配りがされたお知らせはなかなかないと思いますし、勉強になります。
刈谷市の救急医療情報キットの対象者は、以下の通りです。
①65歳以上のひとり暮らしの高齢者
ただし、日中、夜間に同居者が不在になり、ひとりになることのある高齢者や同居する家族が認知症状などにより、ひとり暮らしと同様の状況にある高齢者など、緊急時や災害時において救急医療情報キットの活用が必要である場合には、配布対象になります。
②身体障害者手帳1、2級所持者、療育手帳A判定所持者、精神障害者保険福祉手帳1級所持者の方
キットの保管に関しては、
◆玄関が引き戸の場合は、戸を開けたときに見える位置に貼ってください。
◆自宅に冷蔵庫が無い場合は、玄関扉の内側に貼ったシールに保管場所を記入してください。
◆冷蔵庫扉の内側に救急医療情報キットを保管できない場合は、冷蔵庫扉の外側に貼ったマグネットに冷蔵庫内のどこに保管してあるかを記入してください。
◆救急医療情報キットは、救急隊が持ち出す場合があるので貴重品(印鑑)などは、入れないで下さい。
他、キットの保管例は、写真つきで、HP上で詳しく説明されています。
(2013年3月3日)
外出時に役立つ<パスケース入り救急医療情報カード>!

データのダウンロードのページをみてもらうと手作りの救急医療情報キットのなかで、シールと一緒に<救急カード>が作れるようになっているものがあります。
これまで、この小さなカードは、普段お財布の中などに入れてもらって、気分が悪くなったときに、お財布から出して、周りのひとに見せてもらうようなかたちで、利用していただければ。。と思っていたのですが、
今日、ダイソーの四条大宮店に寄ったときに、より便利に利用してもらうための、グッズを見つけました。写真にある100円<クリアカラーパスケース>です。

まさに、手作り救急医療情報キットのシールと一緒に作れる<救急カード>がぴったりと収まる大きさで、
さらに、白いフックで、カバンの柄のところに、止めておけるようになっています。なので、ふだんは、フックで止めて、いつも持ち歩くカバンの内側に提げておいて、
体調が悪くなったときには、フックをひっぱって、外に出して、周りのひとに、<救急カード>があることを知らせる、というふうにして使えます。

写真で見てもらったらわかるような、小ぶりの大きさではあるのですが、裏面に白紙のスペースを大きくとってありますので、自由に、自分の持病、服用しているお薬や、からだの不自由なところ、など書き込むことができて、使いやすいと思います。

これから、救急キットを作ってみてくださるみなさん、もし良かったら、この<救急カード>付のデータをダウンロードして、利用してみてください。
たとえば、このタイプのデータなら。。ダウンロード
(注)シールのままだと薄いので、普通紙に貼り付けて切ると、ちょうどよい厚みになります。
(2012年12月28日)
冷蔵庫にペタッと貼れる<救急医療情報シート>!

容器とか作るのは手間がかかるから、救急情報シートに記入したら、あと貼るだけ!そんな手作りでも超簡単にできる<救急医療情報シート>を、新しく作ってみました。
材料は、<ダイソーのA4マグネットカードケース100円>を使います。
救急医療情報シートに必要事項を記入したら、あとは、カードケースのなかに紙をはさんで、冷蔵庫のドアの空いたスペースに、ペタッとくっつけるだけです。

さらに<冷蔵庫にシートがあることをお知らせしておきたい>ときのために、玄関ドアの内側に貼れるように、お知らせ用の丸いシールも、一緒に作りました。これも、いつものエーワンのシールを使えば、一度に大量に作れます。
カードケースのなかに紙をはさむのに少しコツがいりますが、保険証や診察券のコピーも用紙の裏に入れることもできるようチェック項目欄も最後に作りました。情報が変わったら、中の用紙を書き換えて、はさみ直せば、何度でも変更できます。
個人情報が記載されているのが気になる方は、従来のキットを、簡単に作れて、パッと目につくほうがいいので気にしない、という方は、この<救急医療情報シート>をご利用ください。

冷蔵庫のドアにペタッと貼るA4版マグネットカードケース用の<救急医療情報シート>のダウンロード→ ダウンロード
シートを入れやすくするためには!
カードケースは、縦長の辺の一方が閉じているため用紙を差し込みにくいことがあります。

そういうときには、写真のように、10cmほどカッターで切り込みをいれてあげると、そこから指を入れて用紙をひっぱることができて、ケースに入りやすくなります。
高齢者のみなさんに配るときは、前もって、切り込みを入れてからお渡しして差し上げるのがよいと思います。
※もちろん、<マグネットなんてもったいない!>って思えば、<救急医療情報シート>をダウンロードして、印刷し、医療情報を記入した紙を、そのままテープで、冷蔵庫のドアに貼ってもいいですね。これなら、あっという間です。(*^_^*)
(2012年12月15日)
姉妹編<マグネットクリップボード付シート>!

冷蔵庫にペタッと貼れる<救急医療情報シート>に続いて、同じく、冷蔵庫にペタッと貼れるクリップボードに紙をはさむタイプの<救急医療情報キットシート>をご紹介します。
これも、いつもの、ダイソー四条大宮店で見つけた材料なのですが、ひとによっては、カードケースに記入した用紙を差し込むのが、やや手間だし、お薬やなにか、書き変えるときには、抜いたり、挟んだりが面倒、とういうひともあるやもしれません。

そういうとき、クリップボードの上の部分に隠れた2つのマグネットが挟み込まれているので、冷蔵庫にペタッとつけられる、マグネットクリップボードに、救急医療情報シートを挟み込むだけ、のこのタイプは便利です。
材料は同じく100円ですし、あと、たとえば、救急医療情報シートに加えて、お薬情報シートなど、複数枚のシートも挟むことができますよ。
冷蔵庫にペタッと貼る<救急医療情報キット>と同じく、救急医療情報シートが冷蔵庫にあることを知らせるシールを玄関ドアの内側などに貼って、利用してください。(*^_^*)
(2012年12月17日)
NEW! 新しいデザインの150円キット完成!

以前紹介した<150円で作れるキット>のニューデザイン版、材料は、
①片栗粉入れ(100円均一の商品)
②エーワンの丸型ラベルシール用紙 の2つです。
今回、高齢者サロンでも、簡単で安い費用で作成できる超手間なし手作りキットを考えてみました。その際、デザインをもう少し変えてみたら?>というアドバイスをいただいたので、思いきって、シンプルでわかりやすいものにしました。
ただし、データのダウンロードのページから、シールをダウンロードするのではなくて、このシールを作るのには、
エーワンの無料の印刷用ソフトをダウンロードする
ひと手間が必要ですが、ご安心を!誰でもエーワンのHPから簡単にダウンロードできます。以下手順を書きます。
①エーワンのHPへいきます⇒ http://www.labelyasan.com/home/download/
②無料のソフトを自分のPCにダウンロードします。
③商品番号29225(A4判12面丸型)で検索します。
④自由にシールをデザインして、印刷します。
縦に4枚が一組で、1枚から3人分とれます。一袋は10枚入りなので、一袋(900円程度)で1度に30人分のシールを自由にデザインして、作ることができます。
高齢者サロンや町内会などで用意するときに、どうぞ。
(2012年11月13日)
<高齢者サロン>で、救急医療情報キットを作りませんか?

京都市は、2012年度内に町家や空き店舗を利用して、110箇所の高齢者サロンを設ける、と計画していますがすでに現在までに、58箇所(うち42箇所は今年になってから創設)の高齢者サロンが、市内に設けられています。
対象となるのは、65歳以上の高齢者の皆さんで、5人以上が集うことが助成の条件で、少なくとも2週間に一度は、何かの集まりが開催されるとのことなので、
このサロンに、<救急医療情報キット>の見本を置いたり、キットのチラシを貼ってもらって、

<高齢者サロン>に通われる皆さんのなかで、希望があれば、この手作り救急医療情報キットを作って、お渡ししたり、さらに、情報用紙に記入するお手伝いなどをサロンのなかでできればいいなぁと思います。
サロンのいいところは、サロンに、常時、お薬や緊急連絡先など、情報が変わったら書き換える用の予備の医療情報シートを置いてもらえたらいつでも、高齢者の皆さんが、取りに来て書き換えてもらえるところです。
サロンのみなさんで、一緒に作ってもらってもいいですし、PCからの作り方も、希望があればお手伝いさせてもらえたらと思っていますので、お問い合わせからご連絡をいただけると嬉しいです。
<高齢者サロン>にはって使ってもらえるチラシを作ってみましたので、ダウンロードボタンをクリックして、開いて、見てください。
⇒高齢者サロンにはってもらえるチラシ ダウンロード
サロンの名前入りの救急医療情報キットも作れますよ。
(2012年10月1日)
NEW! 100均の<フリーカット光沢シール用紙>

100円均一のダイソーで、キット作りに役立つ材料を見つけました。それは、
フリーカット光沢シール用紙 A4 3枚入
(右写真)
です。光沢紙で、紙厚もしっかりしているので、手作り救急医療情報キットで使うラベルシールとして使うのに良いかも。。と思って、この用紙でキットを作ってみました。
3枚入りで100円なので、やや割高感もありますが裏面に、シールをはがしやすいように、縦にスリットが2本入っているので、はがしやすさも利点です。
(右写真)
このシールを使えば、手作り救急医療情報キットの材料は、どのタイプのキットでも、すべて(エーワンのソフトを使う丸型シール以外は)100均で買えることになるので、便利です。
(2012年10月27日)
冷蔵庫の中に入れるキットにも縦書きシールを作成!

HPの下のほうに、冷蔵庫のドアにつける救急医療情報キット用に<救急医療情報キットが、冷蔵庫にあります。>という縦書きの注意書き入りのシールを作って、紹介しました。
続いて、冷蔵庫の中に保管する円筒型の救急医療情報キット用にも、<救急医療情報キットが、冷蔵庫にあります。>という、縦書きシールありのものを作りました。(右写真)4枚のシールはそれぞれ、

①一番上の長方形のシール(容器に貼り付け用)
②左下の2枚の四角いシール(玄関のドアの内側用)
(冷蔵庫のドアに貼り付け用)
③右下の縦書きの長方形のシール(玄関正面の柱用)
というかたちで、利用できるようになっています。
やはり、縦書きのシールは、高齢者の皆さんも馴染みやすく、玄関から入った正面に貼り付けることで、救急隊員の目につきやすい、という利点があります。
データのダウンロードのページから、ダウンロードできますので、利用してください。
さらにもっと目立つほうがいい!というみなさんには、データのダウンロードのページに、A4版縦版のポスターもありますので、ダウンロードして、使ってください。
(2012年10月8日)
キットに添える説明書も、写真版、文字版、作りました。
データのダウンロードのページに、一緒にありますので、ダウンロードして、ご利用ください。(2012年10月12日)
キット容器の中に表紙を入れるタイプには横書きで!

先に、キット容器の外側に表紙のシールを貼るタイプに縦書きの注意書きをつけたシールをアップしましたが、もうひとつ、冷蔵庫の湿気や水分などが原因で、微かですが、表面に浮きが出たりする場合があるため、容器表面にシールを貼り付けるのが気になる、という方もあり、その場合には円筒の容器の中に表紙のシールを貼らずに、そのまま中に入れるタイプのキットというのをご紹介しました。

今回は、冷蔵庫の中に保管する円筒型の救急医療情報キットで、表紙のシールを貼らずに、中に入れるタイプに横書きシール付きのものを作りました(右写真)。
4枚のシールはそれぞれ、
①一番上の長方形のシール(容器の中に、差込み用)
②次の2枚の四角いシール(玄関のドアの内側用)
(冷蔵庫のドアに貼り付け用)
③一番下の横書きの長方形のシール(玄関正面のドア用)
というかたちで、利用できるようになっています。
玄関から入った正面に貼り付けることで、救急隊員の目につきやすい、という利点があります。
データのダウンロードのページから、ダウンロードできますので、利用してください。(2012年10月10日)
キットに添える説明書も、写真版、文字版、作りました。
縦書きの注意書き入りシールと共用ですが、データのダウンロードのページに、一緒にありますので、ダウンロードして、ご利用ください。(2012年10月12日)
京都SKYセンター内「高齢者情報相談センター」にて
京都SKYセンター内「高齢者情報相談センター」において手作りの救急医療情報キットの作り方、使い方などに関して来所された高齢者の方にご好意で説明していただいていると、お聞きしました。大変ありがたく、感謝しております。
センターは、京都市の中心、御所の近くにありますので、お近くにお越しの際に、お立ち寄りください。
<公益財団法人京都SKYセンター>
〒604-0874
京都市中京区烏丸通丸太町下ルハートピア京都2階
公益財団法人京都SKYセンター ℡075-241-0226
(2012年10月18日)
<救急医療情報キット>PR用チラシを作りました!

救急医療情報キットを作っていただくためには、まず、<救急医療情報キットとは何か>を知ってもらうことが、第一歩になると思います。しかし、残念ながら、現在
京都市民の皆さんのなかでも<救急医療情報キット>のことをご存知ない皆さんは、まだまだ沢山おられます。
それで、高齢者サロン用のチラシに続いて、一般的に、<救急医療情報キット>とは、いったいどんなものか?ということを知っていただき、作ってみよう!と思っていただけるように、A4版のチラシを作ってみました。
写真を添えてありますので、イメージがわきやすいかと思いますので、よければ、データのダウンロードのページからダウンロードして、ご利用いただけるとありがたいです。
さらに、キットの実物の見本があれば。。と、お望みであれば、お問い合わせからメールをいただければ、お届けさせていただきます。(2012年10月17日)
救急医療情報キットに添えるメッセージ!

救急医療情報キットに添えるメッセージを作りました。
データのダウンロードのページからダウンロードできますのでキットに添えて、渡すのに利用してください。
冷蔵庫に入れる要器型のメッセージも、以前作りましたので、こちらもデータのダウンロードからどうぞ。(2012年9月16日)
冷蔵庫のドアにつける<救急医療情報キット!>
冷蔵庫の中に入れるってのはチョット。。。。
そんなみなさんにピッタリの救急医療情報キット、を考えてみました。
材料が用意しやすくて、使いやすい、<冷蔵庫のドアにマグネットでくっつけるタイプ>の救急医療情報キットです。
<メリット>
◆お薬手帳をそのまま、ケースに入れられるのでお薬の名前を、写し間違う心配がない。
◆冷蔵庫の外に置くので、冷蔵庫のなかを見られず、湿気も関係ない
◆冷蔵庫のドアについているので、冷蔵庫内を探す時間が省ける
◆台所で目につくので、新しい情報に変えるのに気づきやすい
用意する材料は、3つだけ、
①A5サイズのクリアケース
②大きめのマグネットクリップ
③A4版の全面ラベルシール
すべて100円均一のお店で買えますが、③はPCショップや文具店のほうが豊富にあります。
あとは、このHPのデータのダウンロードのページからデータをダウンロードして、プリンターでシールに印刷して、切りとります。
一番大きな<救急医療情報キット>の表紙のシールは、A5のクリアケースの表に貼り付けます。残りの2枚のシールは、玄関のドアの内側と自宅のベッドわきなど、自宅の救急隊員のひとの目につきやすい場所に貼ります。
最後に残った、救急カードは、三つ折にすると、財布に入る大きさで、外出時に気分が悪くなったら渡せるものものです。シールを紙に貼り付けて切るとちょうど良い厚さになるので、好きな紙にシールを貼り付けて、切り取ってください。裏面が一面白紙なので、自由に記入するスペースがたっぷりあります。
クリアケースの中には、
①救急医療情報シート、お薬情報シート、お薬手帳など
②保険証、診察券のコピー
③顔写真(裏には、名前を書きます)
④ほかに頼みたいこと、お薬
などを入れてチャックをしたら、マグネットで冷蔵庫のドアにひっつければ、終わりです。
シールのデザインをちょっと工夫してみました。
※( )のなかには、キットの中身が変わったら、書き換えを手伝える連絡先の電話番号などを書けます。

<頑張りすぎないで!メッセージ>も印刷して一緒に渡すってのは、どうでしょうか。
おじいちゃんや、おばあちゃんに作ってあげたいけれどPCから作るのは。。。という皆さん、キットを作るお手伝いさせてもらいますので、お問い合わせからメールください。
(2012年9月1日)
冷蔵庫のドアにつける<救急医療情報キット>2
先日、家族や身近なおじいちゃん、おばあちゃんのために手軽に作れる、冷蔵庫のドアにマグネットで貼り付ける救急医療情報キットを、紹介しましたが、さらに
新しい救急医療情報キットを作ってみました。
以前のシールには、救急カードが余白で作れるようになっていましたが、情報シートのコピーをカバンに入れておくことでより詳しい情報を伝えられるということから、今回は、
余白の部分を使って、高齢者のみなさんにも馴染みやすい縦書きで書かれた、<救急医療情報キットが、冷蔵庫のドアにあります>というシールを作ってみました。
こちらのキットの場合には、キットがどこにあるかを救急隊員の方に知らせるためのシールが、横書きのイラスト入りのものが2枚、縦書きのシールが1枚、計3枚作れることになります。
データのダウンロードのところにアップしました。
自宅内で、救急隊員の目につきやすいと思う場所に、それぞれ貼って使ってください。(2012年9月9日)
キットに添える説明書も、写真版、文字版、作りました。
データのダウンロードのページに、一緒にありますので、ダウンロードして、ご利用ください。(2012年10月12日)
冷蔵庫のドアにつける<キティちゃんキット>です。
高齢者でなくても、健康にやや不安があったり、持病があれば、一人暮らしの若い人にとっても安心なもの、ということで、100円均一の商品を材料にしつつ、とても可愛らしい、<ハローキティの救急医療情報キット>を作ってみました。

材料は<ドアにつける救急医療情報キット>で使うものと同じで、シールも含めすべてダイソーで買えます。
①B6のビニールネットケース(ひっかける紐つき)
②ハローキティのマグネットフック(花)
③フリーカット光沢シール用紙A43枚入
(やや厚めで、裏面に切り込みがあってはがしやすい)
シールに使うデータも、<冷蔵庫のドアにつけるタイプのキット>と同じものをダウンロードして、印刷すればOKです。ケースのなかに入れるものや、自宅内にキットの存在を示すお知らせシールを貼ることも、同じです。
大きさがB6なのでやや小さめですが、可愛いデザインなのでマンションでひとり暮らしをされている若い皆さん達にもPCを使って、自分用に作ってもらえたらと思います。
また、フックをいろんなタイプに変えれば、いろんな種類のオリジナルキットを作ることができますし、お薬そのものを中に、数日分入れておくのも、安心できるのではないかと、と思います。
(2012年10月22日)
ちょっと小さめの<冷蔵庫のドアにつけるタイプ>のキット
冷蔵庫のドアにつけるタイプのキットで、もう少し小さめのものがいい、というときには、中に入れる情報シートを4つ折にして入れることになりますが、こんなキットが、作れます。

<材料>
100円ショップ、ダイソーの商品で、<高透明PPクリアケース>のB6サイズ、を使います。
(写真上)
これだと、ひと回り小さめの救急医療情報キットになります。
(2012年10月24日)
ふたに、連絡先を書ける150円キット完成!
敬老の日に贈ってもらいたい救急医療情報キット第2弾です。以前紹介した150円でできるキット、材料は、
①片栗粉入れ(100円均一の商品)
②エーワンの丸型ラベルシール用紙
の2つで、今回、要器のふたに貼るシールも作成し、そこにお薬が変わったりしたときに、変更するのをお手伝いする連絡先の電話番号を書けるようにしてみました。
エーワンの無料の印刷用ソフトをダウンロードするひと手間が必要ですが、エーワンのHPから簡単にダウンロードできます。
①エーワンのHPへいきます⇒ http://www.labelyasan.com/home/download/
②無料のソフトをダウンロードします。
③商品番号29225(A4判12面丸型)で検索します。
④自由にデザインして、シールを印刷します。
シールのデザインもいろいろ自分で工夫できるので自由にデザインして、オリジナルなキットを作れます。
(2012年8月27日)
救急医療情報キットの英語版
(Emergency Medical Information Kit)

たとえば日本におられる外国人の方に知人がいて、高齢であったり、健康にやや不安がある場合にもやはり、救急医療情報キットを備えてもらいたいと思うのですが、自治体のほうに英語版のサイトがなかったり、自分で英語で説明するのが難しい、という場合があると、思います。
そういうとき、参考になるのは、兵庫県芦屋市の公式サイトのなかの<在住外国人向け生活情報>という頁、ここに、救急医療情報キットに関して英語での説明が掲載されています。
作り方や、保管の方法、シールの貼りかた、などイラスト入りの英語で説明されていますので参考にしてください。
お問い合わせは、芦屋市市民生活部市民参画課
国際交流担当 ℡0797-38-2008まで。
(2012年10月3日)
<もしも>のときに、備える3点セット!

高齢者でなくても、朝起きたあと、その先に何がいったい起こるかは、誰にもわかりません。<もしも>のときは、いつ、誰にでも、突然、やってくる可能性があります。いつ、なんどき、家族や周りのひとのお世話になるか、わかりません。
そのために、今できること、として、三種の神器ではないけれど、この3つ、を私は用意しています。
①救急医療情報キット(自宅冷蔵庫に、自分用と家族用)
②救急医療情報シートのコピー(いつも持ち歩くバッグに)
③自分で作れる<エンディングノート>(部屋の机の真ん中に)
救急医療情報キットは、いわずとしれた、このHPで用意できる手作りの救急医療情報キットです。自宅で体調が悪くなったときのために。
このキットの中身のひとつである、連絡先やお薬、既往歴などを記入したシートのコピーを、いつもバッグに入れて持ち歩いています。これは外出時に気分が悪くなったときのために、また、新しいお医者さんにかかるときに、アンケート記入の資料として。

最後に自分で作れる<エンディングノート>、MY WILL NOTE、これもキット同様、このHPの上の目次のページからダウンロードして作ることができます。このファイルには、自分に関する情報のほか、もしものときに、知らせてもらいたいひと、手続きが必要な事柄、書類の置き場所渡してほしい手紙、などが、まとめてありますので、これ1冊があれば、どこになにがあるか、探してもらわなくても大丈夫なようになっていて、置き場所をを家族には、伝えてあります。
ということで、先になにが起こるか、未来を知ることはできないけれど、少なくとも、この3つを用意してある、ということで、いつ<もしも>のときがやってきても、家族や周りのひとを<いったいどこになにがあるやら、どこへ知らせればいいやら、何をすればいいやらさっぱりわからない>と悩ませることだけは、ないと思うと、用意する以前と比べると、うんと安心感が得られたように思います。
自分で作れる<エンディングノート>、MY WILL NOTEへは、上の帯の目次をクリックすればいけます。ダウンロードをクリックして開くをクリックすれば、ノートの中身が見られます。
目新しいところでは、<終末期医療に関する事前指示書>のページを作って、このコピーを救急医療情報キットの中に入れています。
(2012年8月29日)
<お薬情報シート>の用紙新たに作ってみました!

救急医療情報キットの中に入れる、救急医療情シートのなかに、お薬について記入する欄があるのですが、
お薬って、けっこう、変わりませんか?
そのたびに、救急医療情報シートを変更するのはとても手間がかかり、面倒だなぁ~と思ったので、<お薬情報シート>という用紙を作ってみました。
従来の救急医療情報シートのお薬について記入する欄に<お薬情報シートにあり>と書いておいて、お薬情報シートをホッチキスで、救急医療情報シートにくっつけておきます。
もしも、お薬が変わったら、この<お薬情報シート>だけを、作り直して、またくっつけておけばいいので便利です。

さらに、この<お薬情報シート>には大きなスペースがありますので、病院や薬局で渡してもらうお薬情報のシールやお薬をそのままここに、貼り付けることができるため、自分で書いた時の、書き間違いを防ぐことができます。
(以前、私は薬の名前を書き間違ったために、とても時間がかかってしまった苦い経験があります。)
たくさんお薬を飲んでおられる方は、何枚でも使って(2-1)(2-2)と上のほうに書いておいてからホッチキスで止めればOKです。
データのダウンロードのページにのせましたので、良かったら見て、使ってください、オススメです。
自治体から配布のキットでも、お薬の欄が小さいとき使えますので、お薬情報シートのみでも利用してください。
(2012年8月21日)
<終末期医療に関する事前指示書>もキットに!
医療情報シートなどのほかに、<救急医療情報キットのなかに入れておけるもの>として、終末期医療に関する自分の意思、考えを記したものと、終末期に考えられる医療についての具体的な希望を記した文書を作成してみました。
これは、公証人役場で作成する、尊厳死宣言公正証書といった法的な文書ではありません。また、医療面から必ずしも本人の希望どおりにはいかない場面もあると思います。
ただ、終末期の医療方針に関して、家族や親族、もしくは親しいひと、医療関係者が判断に迷ったとき、本人の希望を知る手立てとなる文書があれば、少しでも判断を助けるものになりうるのではないかという思いから作成したものです。
このHPのなかに<手作りのエンディングノート>というページを設けてあります。⇒自分で作れる<エンディングノート>
そこには、老後をこんなふうに過ごしたい、という希望をまとめたノート作りができるようになっているのですが、その中に、今回、

①終末期医療に関する事前指示書
②終末期医療に関する具体的な希望
という2つのページを作成し、そのコピーを<救急医療情報キット>にも入れる、というかたちにしてみました。良かったら、見てみてください。
①終末期医療に関する事前指示書のダウンロード→ ダウンロード
pdfファイルの表示には、Adobe Reader(無償ソフト)というソフトが必要になります。
(公証人による尊厳死宣言公正証書を作成されている場合などは、そのコピーを<救急医療情報キット>に入れる、ということも考えられると思います。)
(2012年8月19日)
地域での<手作り救急医療情報キット>導入例!
了解をいただいて、キットの最新導入状況のページで紹介させてもらった、愛知県岡崎市三島学区の取組みを紹介した地元の新聞記事を掲載させていただきます。
町内会、老人会用等に変更して使えるデータを送りますよ!
(例)
◆紫式部町 町内会◆
◆吉田兼好学区老人会◆
◆笑顔訪問介護ステーション◆
このHPのデータのダウンロードのページのものは、すべてPDFファイルに変換してあるので、たとえば、<京都救急医療情報キットを作る会>のロゴやHPアドレスに替えて、町内会、老人会、介護事業所さんの名前を入れたいな~と思っても、作業は難しいと思います。
そんなときには、、HPのお問い合わせから連絡をいただければ、もとのExcelやWordで作った原本のファイルを、メールに添付してで送らせてもらいますので、↑上のように、ご自由に、町内会や老人会のお名前等を入れてオリジナルなものを作って、使ってもらうことができます。
そんなに多くの数が必要ではないから、地域や学区の高齢者の分を手作りの救急医療情報キットで作ってみようかな~と思っておられる皆さんは、気軽にお申出下さい。(2012年5月12日)
冷蔵庫のドアにマグネットでつける新キット完成!!
冷蔵庫のドアにマグネットでつけるタイプの、新しい救急医療情報キットを作成しました。というのは。。
先日、三田市のほうで行われた、救急医療情報キットのモニター事業のアンケートの集計のなかで、救急医療情報キットへの高齢者から様々な意見が寄せられていました。そのなかで、意見の多かったものを挙げると、

*******************
★冷蔵庫の中でキットがかさばる、大きすぎる。
★冷蔵庫の中を、ひとに見せたくない。
★容器が丸いので、用紙が丸まって、出しにくい。
★マグネットつきで、冷蔵庫の外につけるほうがよい
★119通報するときのマニュアルが欲しい。
*******************
となります。それで、<新しいタイプの救急医療情報キット>
冷蔵庫のドアに、マグネットでクリアケースをはさむタイプの救急医療情報キットの姉妹キットを作りました。本来、キットが冷蔵庫内に保管するように定められているのは、災害時にも、冷蔵庫が比較的壊れにくいこと、が理由なのですがアンケートにあったような理由からせっかく配布されても救急医療情報キットを使わないなら、もったいない、それなら災害時よりは、平時の緊急時を想定したものを作ってみてはと思いました。
<メリット>
◆お薬手帳をそのまま、ケースに入れられるのでお薬の名前を写し間違う心配がない。
◆冷蔵庫の外に置くので、冷蔵庫のなかを見られず、湿気も関係ない
◆冷蔵庫のドアについているので、冷蔵庫内を探す時間が省ける
◆台所で目につくので、新しい情報に変えるのに気づきやすい
詳しい材料やラベルシールの使い方などは、
のページで紹介していますので、↑をクリックしてもらえれば見られます。
<クリアケース型救急医療情報キット>の作り方の説明文書や<救急電話マニュアル>もデータのダウンロードのページからダウンロードできますのでご利用ください。(2012年6月1日)
さらに、マグネットカードケースで、冷蔵庫にピタッ!!
クリアーケース型がさらに進化!
100円ショップの商品で、<マグネットカードケース>を、見つけました。(右写真)
これを冷蔵庫のドアにペタッと貼り付けて、なかに、情報シートや保険証、診察券のコピーをはさめばそれで、救急医療情報キットが完成!
ただし、”A4用紙は、4つ折り”にして、入れます。また、お薬手帳そのままを入れるとやや重くなり、落ちやすいので、コピーした紙、数枚ならOKです。
カードケースのようにジッパーは、ありませんが、これひとつで、マグネットと、カードケースの<ひとり二役>こなしてくれますので、冷蔵庫のドアにマグネットをつけるのは邪魔だな~って感じる皆さんは、こちらはいかがでしょうか。
(2012年6月7日)
150円で作れる、救急医療情報キット完成!

新しい救急医療情報キットが、出来ました!!
対象 町内会、老人会、訪問介護事業所さんなどで、40名~300名程度の利用者数の場合
費用 1キットあたり、150円程度
特長
◆費用が抑えられる
◆要器の表紙を普通紙に印刷してキットの中に入れ込むので作成時間が短縮できる。
◆シールのデザインを自由に、作れる。
(『エーワン』の無料の印刷ソフトをHPからダウンロードして、シールをデザインする。)
リーズナブルキットの作り方のページに、作り方の詳細が出ています。これまで、予算や手間などで、躊躇していた皆さんも、ぜひ、この機会に手作りの救急医療情報キットを作ってみてください。いい感じで、オススメです!
キットの写真のページに、詳しい写真があります。
(2012年7月19日)
さらに、超手間なしの救急医療情報キットも完成!

<150円キットも、用紙の表紙作るのめんどうやな~>そんなときには、150円キットのふた用のシールを要器に貼って作る、超手間なし救急キットを作ってみました。こんな感じです。
ふたにシールはつきませんが、要器の表紙の準備が必要ないので、シールを作って貼るだけの手間なしキットです。
ただ、個人的には、名前や最終記入日が書き込めるほうが、救急隊員の皆さんも安心ではないかと思います。
あと、シールのデザインも色々やってみましたのでご紹介しておきます。いくらでも好みの仕様に作ることができるのが、楽しいです!
(2012年7月20日)
<救急医療情報キット>のふた用シール付きラベルが完成!

久々に、新しいラベルを作りました! 先日、キットのふたに貼るシールはないのですか?とお問い合わせいただいたことが、きっかけです。
これまで、私の頭の中では、キットは冷蔵庫に縦にして保管するもの、という固定観念があったのですが、冷蔵庫の仕様によっては<縦に置く>のが難しいことも、ありますよね! そういうときでも、ふたのシールが目に入れば、ここに救急医療情報キットがある!とひと目でわかるようなシールがあれば、と思い、新しい黄色い帯のラベルシールの救急カードをなくしてそのスペースで、ふたに貼るシールを2パターン作りました。
市販のものは〇型がほとんどですが、ハサミで切り取りやすいように、□型にしました。どちらか好みのほうを使ってもらってもいいし、キットのふたと底と、両方に貼ってもいいですね!
こんな感じのシールです。
救急カードの代わりには、情報シートのコピーしたものをいつも持ち歩くカバンやポーチにいれておけば、大丈夫です。
ぜひ、ふた用シールのついた、新容器ラベル、使ってください。
データのダウンロードのページのダウンロードボタンをクリックして、開くをクリックしてもらえれば、実物大で見られます。従来のものより若干、冷蔵庫用と玄関用シールが大きいです。
(2012年5月7日)
最もリーズナブルな救急医療情報キットが完成!
救急医療情報キットで、一番問題になるのが費用のこと、ということで、できる限り、リーズナブルに手作りできるキットを考えてみました。このキットの特徴は、
◆表紙の紙は、普通紙に印刷して、容器の中に入れ込む。
◆蓋のイラスト、玄関内側に貼るイラスト、冷蔵庫のドアに貼るイラスト、もラベルシールを使わず、普通紙に印刷して、単純にテープ等で貼りつける。
この作り方だと、100円均一で買うのは、容器のみで、あとは、印刷する紙をカラーにしたり、冷蔵庫のドア用のイラストは両面テープで貼ったり、あるいは、マグネットカードケースに差込んだり、玄関用のイラストも、両面テープ等で貼るetc.色々と、工夫次第で、オリジナルなキットが創れます。
普通紙に印刷する用のラベルシールは、データのダウンロードのページから、すでにダウンロードできるようになっています。厚めの普通紙に印刷したほうが、冷蔵庫のドアや玄関のドアの内側に貼るときに、しっかりすると思います。
ダウンロードボタンをクリックして、<開く>をクリックしてもらうと、ラベルが見られます。良かったら、ダウンロードして、作ってみてください。

あと、これも100円均一で買える材料なのですが、冷蔵庫にピッタリ貼りつく<マグネットカードケース>の小さいサイズに、救急医療情報キットの存在を知らせるイラストの紙を差し込んで、冷蔵庫のドアにペタッとつけることもできます。
シールでないと。。マグネットでないと。。と考えているとなかなか費用を節約することは難しいので、思いきって普通紙に印刷する、そのなかでできる途を考えてみました。

タイトルの普通紙の紙を容器の中に入れ込んでも、十分に外から読めますし、ラベルを容器の外側に貼ったときの湿気や汚れなどが気になるひとにも、これだと安心です。
作りたいけれど、予算がなぁ~ってみなさんは、シールでなくてもいいんじゃない?って、ことで普通紙で一度作ってみてください。(2012年6月12日)
キットと一緒に<頑張りすぎないで!>メッセージを!

キットを渡すときに、一緒に渡す医療情報や連絡先に変更があれば、すぐに書き換えてくださいね!
という<注意書き>の文書を新しく作りました。
その文書に、体調が悪いとき、困ったときは、遠慮しないで、家族に伝えて、相談してほしい。
そして、隣近所のひとにお世話になってる話も伝えてほしい。
離れていても、家族のことを、気にかけていますから、どうか頑張りすぎないで!というメッセージを入れました。
いそがしくしていても、子供たちは両親や祖父母のことは、ちゃんと心のなかでは、気にかけてはいるものの、家族ゆえに、なかなかその気持ちを伝えられずにいる、ということもあると思います。
救急医療情報キットと一緒に、この紙を渡すことで、少しでも、頑張りすぎないで!相談してね!という気持ちが伝わることを、願って、作りました。データのダウンロードのページからダウンロードして、使ってください。(2012年4月22日)
<頑張りすぎないで!>メッセージのご近所・お仲間編!

さきほど、遠くで暮している家族から、ご両親やおじいちゃんおばあちゃんに手渡す<頑張りすぎないで!>っていうメッセージをアップしたのですが、このメッセージの、ご近所や仲のいいお知り合い編、を作ってみました。
キット容器を作って、一緒に情報シートの記入などをお手伝いして、最後にこの文書を手渡してあげて、気軽に声かけてくださいね!
そういってあげることで、ひとつ立派な見守り活動ができる、って思います。
こちらも、データのダウンロードのページからダウンロードして、使ってください。
(2012年4月23日)
京都市の隣組制度を使って救急医療情報キットを!

全国の自治体で、救急医療情報キットの導入を躊躇しているところの理由はなにか、というのをを調べていくと、圧倒的に多いのが、これ、<正確な情報管理が課題>という声です。
せっかく救急医療情報キットを配布し、高齢者の皆さんが作ってくださっていても、病状やお薬が変わっていても、情報が書き換えてなければ、せっかくのキットを生かすことができません。そのためには、マメに、お薬、変わってはらしませんか?ご家族の連絡先、変わってはらしませんか?と、声をかけてあげることが必要です。
そこで、!と思いついたのが、京都市内であればどこにでも必ずある、<隣組>制度です。
隣組、は、町内会のなかを、より細分化した、おおむね5~6軒単位のグループなのですが、
このなかで、町内会の回覧板を回して、地域の行事についてお知らせをしたり、隣近所でお葬式があったときの連絡を回したり、などが行われます。隣組長という、そのなかの代表が順番に回ってきて、回覧板や連絡の世話係を務めます。
京都市内であれば、ほとんど、この隣組制度というものがあると思われますので、町内会単位で、役員さんを中心に救急医療情報キットを作り、お町内に住んでおられる高齢者宅への配布をこの隣組長さんに、行ってもらいます。
そして、回覧板などで、救急医療情報キットの内容が変わったときは、隣組長さんへ連絡してください、とあらかじめお知らせしておき、隣組長さんのお宅に、余分の救急医療情報シートを保管しておいて、連絡があれば、シートを持参して、高齢者宅を訪れ、記入を場合によっては、お手伝いする、
また、数ヶ月に一度、回覧板で、救急医療情報キットの情報のチェックを促がす、そういう方法でなら、キットの内容を正確にしておくことができますし、救急医療情報キットを介して、ご近所付き合い、見守り活動も、できると思います。
とはいえ、個人情報なので、ご近所にはあまり。。。という場合には、地域包括センターや市の職員さんが、訪問して、手伝ってもらえるような電話番号を渡しておく、という手も両方あってもいいですね。
町内でキットを用意するとしたら、おそらく多くても数百キット単位になると思いますので、それならぜひ、最近完成して、HP上の記事で紹介させてもらっている、<150円でできる救急医療情報キット>利用して、町内オリジナルのキットを作ってもらえば、町内会費の費用負担もぐんと抑えられます。
京都市内の皆さん、ぜひ、隣組制度を使って、救急医療情報キットの導入を、お町内として、取組んでみてください。(2012年7月23日)
災害時、さらに日頃の<もしも>にも役立つキット!
京都市消防局のほうへ、『救急医療情報キットを自宅に用意した場合に、救急隊員が果たして、気づいて利用してもらえるのか、ということが市民にとって最も関心のあるところですが、どうでしょう?』と
お尋ねしたところ、
***************
お問合せの救急医療情報キットについてですが,多くの傷病者が発生する大規模災害等の混乱時において、救護に当たられる方が容易に情報を入手することができるという点で、有効であると考えております。現在,市内において,この取組が行われていることは,救急隊員を含めすでに承知しております。
**************
との回答をいただきました。
大規模災害時に、壊れにくいであろう冷蔵庫にキットを保管していれば、きっと役に立ちます。それに加えて、高齢者や健康に日頃から不安を抱えておられる方の場合にはもちろん、使わずにすむのが一番良いことですが、とはいえ日常、生活していて、突然自宅で体調を崩し、自分では喋れない状況になる、そういう可能性も、大きいように思います。
そういう場面で、この救急医療情報キットは、ご本人のためにも、また救急活動に携わっていただく救急隊員のためにも役立つのではないかと思います。
現実に、すでに導入された他府県において<119番の際にキットが役立った>という実例が多く挙がってきていますので、今後京都市内においても、救急医療情報キットが広がって、<救急現場で、役立った!>という実績が積み重なっていけば、今よりいっそう、日々の119番の際に、<この家には、救急医療情報キットはないのか?>と救急隊員に思っていただけるようになるのだと思いますので、ひとりでも多くの皆さんに、ぜひ、救急医療情報キットを備えてもらえるよう、これからもPRしていきたいと思います。

高齢者やのうても、119番せんでも、キットが役立つ!!

<まさか>のときは、誰にでも、やってきます。
一昨日のこと、ウン十年ぶりに、深夜に体調が悪くなり救急外来を訪れました。
うちは母をひとりに出来ないことから、どんなにシンドいときも、家族はひとりで病院へ行くのが恒例になっており、うちを出る時に救急医療情報キットの中から、記入済みの情報シートを出して、カバンに入れて病院へ。
待ち時間に、うちは近く?これまでした手術は?飲んでる薬は?と看護婦さんに矢継ぎ早に質問されるものの、とにかく気分が悪くてアンケート用紙に書くのも、いえいえ質問に答えるのさえツライ。。っと、思い出して、カバンの中から情報シートを取り出して、<こ、これ、ここに全部書いてあるので。。>と言って手渡すと、シートを見ながら、猛スピードでPCへ打ち込みを始める音がして以後、質問はなし。。で、とっても助かりました。
おかげさまで大事にはいたらなかったのですが、点滴を終えて帰宅する際に、<はい、この大事な紙、カバンにもどしておきますよ!>と言って、情報シートを返してもらいました。
まさにシンドうて、しゃべれへんときは、この情報シートは大助かり!
119番通報するときだけやのうて、こういうときにも、救急医療情報キットを作っておけば、情報シートだけ持って行けば、活躍します。なので高齢者のひとだけやのうて、若いひともぜひ、ひとつ自分の、手作り救急医療情報キットをこのHPから作ってもらえるとええなぁと思います。というか自分の分と、実家のご両親の分を用意して、一緒に作ってあげてくださいまし。(*^-^*)
(2012年3月16日)
<飲んだはるお薬、変わってしまへんか?>という見守り活動!
こうして、キットの取組みについて考えるにつれてしだいに強う感じるようになったことがあります。それは、<救急医療情報キット>の取組みで、最も肝要なところ、いざという時に、キットを最大限に役立てるのに、一番大事な事は、つねにキットのなかに、最新の情報があると、いうことです。
いったん配布すれば、取り組みが終了!、ではのうて、キットの中身に、お変わりありませんか?お薬、変わってはりませんか?と、声をかけてあげることで、どの高齢者のお宅にも、いつも最新の中身のキットがあるように、そして、お薬が変わったり、病気になったりしたら、キットの中身も変えとかんとあかん!と思てもらえるように、高齢者の支援をすることができます。
あらたに、情報シートを一緒に作りなおしながら、キットを囲んで話をすることによって、高齢者の見守りの役目を果たすこともできますし、高齢者のちょとした気持ちや身体の変化にも、気づいてあげることができます。お話相手になってあげることも。
例えば、こういうシステムは、どうでしょう?
民生委員さんや、老人福祉員さん、お町内の役員さん、お町内の組長さん、また、隣近所のみなさん、交番のお巡りさん、またお年寄りの見守りサポーターのみなさんたちが、年に何度か、救急医療情報キットのチェック週間 を設けて、ご自宅を訪問する、という期間を設けるのです。救急医療情報キットを介した新たな見守り活動を実施することで、お年寄りとの顔の見える関係も生まれ、救急医療情報キットの中身も最新のものにできるなら、まさに、一石二鳥!!の効果を生む取組みに、発展させることもできると、思います。(2012月2月14日)
介護者の支援にもなる<救急医療情報キット>

自宅で寝たきりの母の介護を始めた頃、きっといちばん大変だろうなぁ~と想像していたのは、
例えば、お下の世話だったり、清拭だったり、また入浴介助だったり、夜中に起きることだったり、という、いわば、<身体介護に関すること>でした。が、実際に始めてみて何年も経つと、実は、介護者にとっていちばんキツいこととは、身体介護ではなくて、むしろ、<介護者自身のメンタルケア>ではないかと、思い始めました。
最近文庫本になった、宮部みゆきさんの小説<名もなき毒>のなかに、登場人物のひとり、自宅で祖母を介護している青年がいてその心情に、主人公が思いをはせるところがあります。
*******************
なんで、ボクだって、少しは楽をしたい、と願わなくちゃならないんだろう。
少しどころか、山ほどの楽をしている若者が、この世のなかには掃いて捨てるほどいるのに。
何も願わなくても、すべてかなっている人たちが大勢いるのに。
どうしてボクひとりだけ、そこから省かれているんだろう。悪いことをしたから、この人生のなかに閉じ込められたわけじゃない。選択の余地はなかった。。。
******************
介護していると、多かれ少なかれ、ふと、この青年と似たような気持ちに襲われることがあります。
その気持ちと、現実の自分とをどう折り合いをつけながら、介護を続けていくか、そのやりかた、折り合いをつける秘訣は、ひとりひとり、それぞれ、違うと思いますが<なんで。。。>の想いが大きく膨らんで、自分が押しつぶされてしまいそうなとき、
窒息してしまいそうなときには、<誰かに話をすること>で、心の風通しをよくすることが楽になることが、きっとできると思います。
介護するひとたちの話を聴くという支援が、今、とても求められているように思います。
また、自宅でひとり介護している者にとって、何よりも心配なのは、自分が体調を壊したときに、自宅に残る、要介護者のお世話がどうなってしまうか、
自分のほかに、薬やお世話の詳細をわかっている人がいない、ということです。
そういうとき、<救急医療情報キット>を、要介護者の分、そして介護者自身の分、2つ作って、介護者自身のキットのなかには、<自宅に残ることになる、介護が必要な家族のお世話にあたっての留意事項を記したもの>を、いっしょに容器に入れておけば、自分が体調を崩して、119番通報して、駆けつけた救急隊員が冷蔵庫にある救急医療情報キットを見つけてくれたら、同時に自宅に残る、お世話が必要な家族についての情報も、見つけてもらうことができ、緊急連絡の際に、親族に、あるいは、駆けつけた隣近所のお知り合い、に必要なことを、伝えてもらうことも、できます。
冷蔵庫に保管した、私のキットのなかには、母のからだの不自由な部分、動かせないところ、毎日決まった時間に母に必要な大事なお世話などを書いたものが、私の医療情報と一緒に入っています。自分に万が一のことがあったとき、それがあると思うと、少し安心することもできます。
話を聴くという支援、救急医療情報キットを作るという支援、いろんなかたちで、介護者のメンタルケアに取組むことが、今とても大切だと思いますし、急がれていると思います。
京都のケアマネさん、訪問介護事業所のスタッフの皆様へ

初めまして。
皆さんが、日頃お世話されている利用者様のなかで、
★独り暮らしをされているご高齢の方
★高齢のご夫婦のみの世帯の方
★家族と同居していても、昼間は長時間独りで過ごして
おられる方
★普段から、会話をするのが難しい方
★ひとりで、家族の介護を自宅でされている方
は、いらっしゃいませんでしょうか?
残念ながら、京都市として<救急医療情報キット>の導入は考えていない、とのことですので<自分の身は自分で守る>ための手立てが、必要だと思います。
このHPの<データのダウンロード>のページから、必要なものをダウンロードして、ご自宅のプリンターで作れば簡単に手作りで<救急医療情報キット>を作ることができますので、
★に該当される方があれば、みなさんでキットを作成し、高齢者のご自宅へ訪問日に持参して、医療情報の記入や、保険証のコピーなどの準備のお手伝いをされては、いかがでしょう?
一度作るだけでなく、訪問される機会ごとに、内容に変更がないかどうか、チェックしてあげる、といった支援も可能だと思います。
下記の資料にも挙げましたが、京都市内には、現在これだけ多くの高齢者が暮しておられて、これだけの数の方が、急病で119番を利用されています。
そのうち、ひとりでも多くの方の<いのち>を、まさかのときに<救急医療情報キット>が救ってくれることを、願っています。
キット作成でご不明な点がありましたら、また京都市内でのキットの普及になにか良いお知恵がありましたら、メールにて、お問い合わせください。ご協力を宜しくお願いします。
<ご利用いただくに際して>
尚、このHPは、手作りでも、救急医療情報キットを作る
ことができる、という方法のひとつをご紹介しているもの
ですので、キット利用の参考としていただければ幸いです。
また、キットの作成をはじめ、キットの保管や情報の更新、
その利用については、すべて自己責任において行ってくだ
さるようお願いします。その結果生じることに関しては、
当方では一切責任を負うものではありませんので、その旨
ご理解いただいたうえで、ご活用ください。
尚、本HP上の文章、データ、画像の無断転載、利用は禁じます。
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